タイ語の挨拶や簡単な自己紹介で使えるフレーズをまとめました。
タイ旅行に訪れた時にも、簡単なタイ語の挨拶は覚えておきたいもの。
タイ語で現地の人たちとコミュニケーションが取れれば、より一層、タイ旅行やタイ生活が楽しく充実するはずです。
タイ語の基本の挨拶や簡単な自己紹介を、音声付きでご紹介しますので、タイ語学習などの勉強にもお役立てください!
タイ語の基本の挨拶
タイ語の基本の挨拶を学ぶ前に、タイ語の丁寧語を学びます。
タイ語は、文末に男性は「クラップ(カップ)」女性は「カ」を付けます。
丁寧語といっても、友達や親しい間柄以外の人には必ずつけましょう。
つけないと失礼に当たりますので、忘れないようにしてください。
どの国を訪れたとしても、人を敬う気持ちは大切です。
その国の文化を尊重し、タイ旅行やタイ生活を楽しみしょう!
男性 丁寧語
ครับ|khráp|クラップ(カップ)
タイ語の「クラ」と言う発音は、実際は「カ」と聞こえますので、「クラップ」でも「カップ」でもどちらを使っても構いません。
女性 丁寧語
ค่ะ|khâ|カ
女性は文末に「カ」をつけます。
おはよう/こんにちは/こんばんは
สวัสดีค่ะ|sawàt dii khâ|サワッディーカ
タイ語はこの「サワッディーカ」の1つだけで、「おはよう/こんにちは/こんばんは」と共通して使えます。
また、「さようなら」「はじめまして」も、「サワッディーカ」を使います。
ありがとう
ขอบคุณค่ะ|khɔ̀ɔp khun khâ|コープクンカ
「コープ」と「クン」がつながって「コップンカ」と聞こえます。
ごめんなさい・すみません
ขอโทษค่ะ|khɔ̌ɔ thɔ̂ɔt khâ|コートーカ
謝罪する時、または「すみません」と呼びかける時に使います。
気にしないで、構わない、大丈夫
ไม่เป็นไรค่ะ|mâi pen rai khâ|マイペンライカ
謝罪をされた時に「気にしないで」の意味で使われるマイペンライ。
これは、自分自身や他の人が何か失敗した時、問題が起こった時などにもよく使われる言葉です。
問題が発生して、「マイペンライ」と言われると、日本人的には、そんなに軽く言わないでよ、と思う時もあるかもしれません。
ですが、このような場合の「マイペンライ」と言う意味は、ポジティブに前向きに捉えよう、と言う意味合いがあります。
起きたことはしょうがない、これからどうするかを一緒に考えていこうよ、と言う励ましの言葉でもあります。
私もタイに来て、この言葉に何度も救われました。
タイは仏教国。「自分の感情や思考は自分自身ではない別のもの」という、仏教の教えがあります。
感情や思考が乱されることが起きても、その感情はそれ以上でもそれ以下でもないこと。過ぎた過去に囚われないこと。
起きてしまったトラブルに正面から向き合い、解決に向けて行動することも人生勉強、という感覚が日本人以上に強い気がします。
日本とタイの文化の違いを感じることが多い、「マイペンライ」と言う表現。
こうゆうバックグラウンドがあるんだ、という認識を持ってタイ人と接して、決してお互いの文化に対するマイナス意識を持たないように、上手く付き合っていけば、もっとタイを好きになることができると思います。
さようなら
ลาก่อนค่ะ|laa kɔ̀ɔn khâ|ラーコーンカ
タイ語の教科書や学校などで教えられる「ラーコーン」。
私は使ったことがないですし、聞いたことがあるのはタイドラマで男女が(恋人関係を解消して)別れるシーン。
これで学んだのは、「もう会わないと思う人に対して使う言葉なんだ」ということ。
なんで学校の先生、教えてくれなかったんだ!!
一般的な言い方は先にご紹介した「サワッディーカ」もしくは、「先にいくね/お先に失礼します」を意味する、「パイコーンカ」。
ไปก่อนค่ะ|pai kɔ̀ɔn khâ|パイコーンカ
「pai=行く」「 kɔ̀ɔn=先に」という意味があります。
友達同士であれば、日本でもお馴染みの「バイバーイ」もよく使われます。
またね
แล้วเจอกันใหม่ค่ะ|lɛ́ɛw cəə kan mài khâ|レオジューカンマイカ
「lɛ́ɛw=それから」「cəə kan=会う」「 mài=新しい、また、再び」。
最後の「マイ」は、省略して使われることもあります。
もう一つ、またねの言い方があります。
พบกันใหม่ค่ะ|pop kan mài khâ|ポッカンマイカ
popにも「会う」と言う意味があります。ジューカンマイに比べて少し丁寧なニュアンスがあると思います。
よく聞くのは個人的には「ジューカン」の方かな、と思いますが、どちらを使っても間違いではありません。
お元気で/幸運を祈ってるよ
โชคดีค่ะ|chook dii khâ|チョークディーカ
「chook dii=グッドラック」を意味します。
日本ではあまり「グッドラック」は使いませんが、タイではこの「チョークディー」は、さようならの意味合いを含めて、よくかけられる言葉です。
同じバンコクに住む義両親に会いに行ったときなど、別れ際には必ず「チョークディーナ」と声をかけられます。
ポジティブになれるいい言葉だな、と思います。
調子はどうですか。/お元気ですか。
สบายดีไหมคะ|sabbaidii mái khá|サバーイディーマイカ
久しぶりに会った人に「調子はどう?」と、とりあえずの挨拶代わりに聞く時に使えるタイ語フレーズ。
これに対する回答は、疑問詞の「マイ」を外して、「サバーイディーカ」と答えます。
ごはん食べた?
กินข้าวหรือยังคะ|kin khâaw rǔu yaŋ khá|キンカーオルーヤンカ
タイ人はよく挨拶代わりのように「ご飯食べた?」と聞いてきます。
それだけタイ人にとっては食事が大事なことなんですよね。
丁寧にいう場合は、「キン」の丁寧語「ทาน|thaan|ターン」を使います。
「kin khâaw=ご飯を食べる「 rǔu=それとも」「 yaŋ=まだ」。
まだであれば「ヤンカ」、もう食べた場合は「キン(ターン)レーオカ」と答えます。
タイ語で簡単な自己紹介
さてここからは、タイ語で簡単な自己紹介をするときに使えるタイ語フレーズを勉強していきましょう!
はじめまして。
สวัสดีค่ะ|sawàt dii khâ|サワッディーカ
既出語の「サワッディーカ」は、「こんにちは」以外にも、自己紹介の時の「はじめまして」にも使います。
〇〇(名前)です。
ชื่อ 〇〇 ค่ะ|chʉʉ 〇〇 khâ|チュー〇〇カ
※音声では名前を「マリ」にしていますので、ご自分の名前を入れてください。
「chʉʉ=名前」という意味があります。
あなたの名前は何ですか。
คุณชื่ออะไรคะ|khun chʉʉ arai khá|クンチューアライカ
「khun=あなた」「chʉʉ=名前」「arai=何」。
相手の名前を知りたい時に使います。
日本から来ました。
มาจากญี่ปุ่นค่ะ|maa càak yîipùn khâ|マーチャークイープンカ
「maa=来る」「càak=〜から」「yîipùn=日本」。
「出身は日本です」の意味合いがある表現です。
日本人です。
เป็นคนญี่ปุ่นค่ะ|pen khon yîipùn khâ|ペンコンイープンカ
「pen=〜(名詞)です」「khon=人」「yîipùn=日本」。
先ほどの「日本から来ました」でも「日本人です」どちらを使ってもいいです。
よろしくお願いします。/お会いできて嬉しいです。
ยินดีที่ได้รู้จัก|yin dii thîi dây rúucàk|インディーティーダイルーチャック
「yin dii=喜んで」「thîi =感情に対しての理由を後の文が説明する」「dây rúucàk=会えて(会うことができて)」。
インディーティーダイルーチャックって、私は使ったことがないんですよね。
これもタイ語の教科書や学校で教えられますので、タイ語の勉強をしている方は一応、覚えておいた方がいいのかな、とは思います。
入学、入社時などに簡単な自己紹介をする時、最後には、「コーファークトゥアドゥアイカ」を使う方が一般的です。
ขอฝากตัวด้วยค่ะ|khɔ̌ɔ fàak tua dûay khâ|コーファークトゥアドゥアイカ
「khɔ̌ɔ=〜させてください。」「 fàak=預ける」「tua=体」「khɔ̌ɔ=〜させてください。」
こちらの方がより自然なタイ語の表現になります。
まとめ
タイ語を使った基本の挨拶、簡単な自己紹介でのフレーズをご紹介しました。
タイ語のテキストや学校で教えてくれるタイ語は、タイ語学習をしている方は覚えておいた方がいいものの、実際に使わない表現ってあります。
この記事の内容は在タイ10年以上の私が実際に使っている自然な表現ですので、ぜひみなさんのタイ語学習など、勉強にお役立ていただければ嬉しいです。
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