猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

タイの社会保険を利用して歯医者で歯石クリーニング

タイのローカル歯医者で歯のクリーニングへ行って来ました。

タイで仕事をしている方たちが義務で加入しなければならない、タイの社会保険を利用すれば、年間900バーツの歯科治療を受ける事ができます。

私はこれを利用して、毎年歯のクリーニング(歯石除去)をしています。

 

 

タイの社会保険を利用して歯科治療を受けるには

  • タイの社会保険カードもしくは社会保険番号
  • パスポート

この2点を持参して、社会保険登録歯科医院で治療を受けます。

治療費が900バーツを超えた場合は差額の支払いをするだけです。面倒な手続きは一切ないので、とても簡単です。

社会保険登録の歯科医院の見分け方は、クリニック前の看板などに、目立つようにタイ語で「ใช้สิทธิประกันสังคมได้」と書かれていますので、タイ文字が読める方ならすぐにわかります。

ใช้=使える 

สิทธิ=権利 

ประกันสังคม=社会保険 

ได้=可能

タイ文字がわからない場合、クリニックの受付の方に聞けばすぐに教えてくれます。

タイ語で聞く場合は、

「チャイ シッ(ト) パカンサンコム ダイマイ」

となります。

私の自宅近所にも、けっこうたくさん歯科クリニックがありますが、そのほとんどが社会保険登録の歯科医院です。

社会保険登録していない歯科医院を探す方が難しいと思います。

社会保険登録ではない歯科医院の場合は、まずは自分で支払いをし、そのあとに社会保険事務所で手続きをしないと900バーツは返金されないようです。
社会保険事務所へ行く時間と交通費を考えると、最初から社会保険登録されている歯科医院に行く方がよさそうです。

タイのローカル歯医者はどうなのか

タイで歯が痛くなったり、歯のクリーニングをしたい場合、日本語通訳の方がいる歯科クリニックかローカルにするか、で迷ったことはないでしょうか。

私は今まで、タイのローカル地区でしか生活した事がないので、ローカルの歯医者さんにお世話になることがほとんどですが、以前は日本語通訳の方がいらっしゃる歯科クリニックも利用したことがあります。

結論は、歯のクリーニングに関してはローカルの歯医者さんでもいいです。

理由は、

  1. 英語やタイ語が苦手でも、歯のクリーニング時にはほとんど語学力が必要ない。
  2. 丁寧にクリーニングしてくれるところがほとんど。
  3. 費用が抑えられる。

1.語学力に関しては、最初に受付で「歯のクリーニングをしたい」と言うだけで、あとは会話する機会もないですし、せいぜいしても世間話か虫歯があるよ、くらいです。

ちなみにタイ語で歯石除去は、「ขูดหินปูน クー(ド)ヒンプーン」といいます。ヒンプーンと言えば、伝わります。

2.に関しては、あくまで私の経験談ですが、10年以上タイに住んでいて、ローカルの歯医者さんで歯石除去をしてもらった時に、怖い思いをしたこともないし、むしろとても丁寧にクリーニングしてくれる印象が強いからです。
あとは、事前に便利なGoogle機能を使い、口コミがある程度あり、星4つ以上獲得している歯科医院であれば、外れることは滅多にない、と思います。

3.の費用面に関しては、やはり通訳の方がいない分、費用を抑えられると思います。

 

 

歯のクリーニング(歯石除去)の料金

ローカルの歯科医院の場合、1,000バーツ以下がほとんどだと思います。

通訳の方がいる歯科医院で歯のクリーニングをすると、1,500バーツ前後かかるんでしょうか。
やはり通訳さんがいればその分、安心感も得られますよね。

歯のクリーニング(歯石除去)請求書

先日のローカル歯科医院での歯石取りの請求書です。
レントゲン写真を撮ったので、200バーツは余分にかかっていますが、一番下から二番目の項目「-900」でちゃんと社会保険が適用され、差し引かれています。
この時に実際に支払ったのはレントゲン代込みで350バーツ、歯のクリーニングだけであれば、150バーツで済みました。
ちなみにどこのローカルの歯医者さんでも、歯のクリーニングと同時に虫歯のチェックもしてくれます。

この私が行った歯科クリニックはやはり丁寧にクリーニングしてくれましたし、院内は清潔感もあり、新しい建物なので綺麗でした。

この時なぜ歯のレントゲン撮影をしたかと言うと、奥歯が痛かったからです。
これは定期的に起こる事なんですが、被せ物の中が虫歯になっていたら嫌だったので念のためレントゲン撮影をしてもらいました。
結果は、「親知らずのせい」でした。
私は親知らずが歯茎の中に縦ではなく、横向きに生えているので、押されて痛くなることが年に数回あるんですよね。
親知らずを抜くには難抜歯と呼ばれる部類に入り、歯茎を切り歯を分割して取り出さないといけないので、怖くて避けて通ってました。
ですが、今回思い切って抜くことにしたんです。
難抜歯なので普通のクリニックではなく念のため、国立マヒドン大学歯科病院で親知らずを抜くことにしました。
マヒドン大学なので信頼性もありますし、且つ国立病院なので費用が抑えられるからです。この体験談はまた違う記事で紹介したいと思います。

タイの社会保険は意外に使える

ついでと言ってはなんですが、「タイの社会保険って意外と使える」っていうお話を少ししたいと思います。

年間900バーツの歯科治療で使える他に、外国人であっても失業保険や老齢年金が受け取れます。

タイの社会保険の詳細については、「タイ 社会保険」でネット検索するととても分かりやすく詳細が書かれたブログやサイトが出てきますので、そちらをご覧になってみてください。知らないと損する情報がありますよ。

あと、私は2022年6月中旬にコロナ感染したのですが、その時もこのタイの社会保険に助けられました。
ざっくりお話しすると、私は自宅療養を選んだのですが、タイの社会保険の指定病院(私はラチャテウィー病院)にコロナ感染を伝えると、すぐに薬、体温計、酸素飽和度を測るパルスオキシメーター等の医療品を自宅まで送ってくれました。

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更に翌日から5日間、毎朝自宅に朝昼晩の3食分のお弁当と、シンハーの飲料水1.5リットル入り2本、更にはおやつやバナナなどを届けてもらえました。

お弁当はタイ料理ですが、病院食ですので辛さは控えめで外国人でもありがたくいただけました。


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軽症でしたがさすがに自炊をする体力はなく、この制度は非常に助かりました。
もちろん全て無料で提供されました。(2023年現在この制度はもう廃止されています。)

タイでコロナ感染したらすごい医療費がかかる、という情報がありましたが、私は軽症ということもありますが、コロナ治療でかかった費用はゼロでした。
このように、意外とタイの社会保険は使える、と私は思っています。
ぜひタイ在住でタイの社会保険に加入されている方は情報収集なさってみてください。

 

 

タイで虫歯にならないために

私はタイに来て、虫歯になった事がありません。

日本では電動歯ブラシを使い、気をつけて予防しているつもりでも虫歯になったりしていました。

タイで虫歯にならないための私の秘訣、それはフッ素入りのリステリンを毎晩使う、です。

これは本当に効くんだと思います。

ある時、タイ在住の方のYouTubeを見た時に、タイでこのリステリンを使うようになってから虫歯にならなくなった、という動画を見て、私も同じものをたまたま使っていたんです。

タイでは電動歯ブラシは使っていませんが、リステリンのフッ素のお陰で虫歯にならずに済んでいるんだと思います。

まとめ

タイの社会保険で年間900バーツが歯科治療に適用できるって、今まで知らなかった方もいらっしゃると思います。

金額は大きくはないですが、面倒な手続きが不要で利用できるなら、利用しない手はないと思います。

ぜひ、タイの社会保険に加入してる方は利用してみてください。

タイのローカル歯科クリニックに関しては、この記事もぜひ参考にしてください。

 

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