猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

【エラワン・ミュージアム】3つの頭を持つ巨大な象!バンコク近郊おすすめ観光スポット

エラワン・ミュージアム

エラワン・ミュージアムは3つの頭を持つ巨大な象と、館内天井のステンドグラスが美しいことで有名な、バンコク近郊の人気観光スポット。

エラワン・ミュージアムは、バンコクのお隣、サムットプラカーン県にありますが、BTSで行けるので、バンコク日帰り旅行にもおすすめ。

タイ旅行のプランにぜひ入れてみてほしい観光地の一つです。

 

 

エラワン・ミュージアムとは

エラワン・ミュージアム

エラワンミュージアムは、2003年に完成し、一般公開されたサムットプラカーン県にある博物館。建設には10年の歳月が費やされました。

エラワンミュージアムの最大のシンボルでもある3つの頭を持つ巨大なエラワン象は、青銅製でできていて、高さ29m、長さ39m、総重量はなんと250t!

建物全体の高さは43.6mで、14階建に相当します。

象内部(館内)の装飾は、オリエンタルな要素と西洋的な雰囲気が混ざり合った、まさに芸術作品。

思わず見上げてしまうほどに美しい、天井のステンドグラスも必見です。

エラワン・ミュージアム 場所と行き方

エラワン博物館の最寄り駅は、BTSチャーンエラワン駅です。

ここから徒歩もしくは路線バスやソンテウで行けます。

エラワン・ミュージアム 行き方

まずはチャーンエラワン駅に到着後、1番&2番出口方面に向かいます。

バスで行く

エラワン・ミュージアム 行き方

チャーンエラワン駅構内にはこのようなアナウンスがありました。

2番出口から降りてすぐのバス停から、25、102、142、507、508、511、536、1141、365の路線バスに乗るか、パクナムープラプラデーン行きのソンテウに乗り、降りたところから歩道橋を渡ると到着。

徒歩で行ってもいいかな、と思っていたのですが、道には日陰もなさそうで暑かったので、バスに乗ることにしました。

チャーンエラワン駅2番出口降りてすぐにバス停があり、そこからすぐに来たエアコンバスに乗り、行き先を告げました。「チャーン・エラワン」や「エラワン・ミュージアム」といえば通じるはずです。料金は片道15B

エラワン・ミュージアム 行き方

バスに乗っていたのはほんの1、2分くらいですぐに到着します。

チャーンエラワン駅からも、エラワン博物館の大きな象が見えるので、近づいてきたら降車ボタンを押せばOK。

バスを降りるとこのような歩道橋があるので、渡るとすぐにエラワン・ミュージアムに到着。

徒歩で行く

チャーンエラワン駅から徒歩で行く場合は、1番出口を降りそのまま直進して約10分ほど歩くと右手にエラワン・ミュージアム入口が見えてきます。

帰りは、陽の光が落ち着いてきたので歩いてみました。

のんびり歩いていくと15分弱でチャーンエラワン駅に到着しました。

 

 

エラワン・ミュージアム 入場料

エラワン・ミュージアム

エラワン博物館の入口ゲートを入ると左手にチケットセンターが見えるので、そこでチケットを購入します。

エラワン・ミュージアム
  • 大人     400B
  • 子供     200B
  • 大人(タイ人)250B
  • 子供(タイ人)125B

※5才以下のお子さんは無料です。

日本円にすると1,630円(2023年12月現在)しますが、Klookというトラベルサイトで、お得なバウチャーが1,143円(子供571円)で販売されています。

バーツだと、大人280B、子供140Bになります。

ネットから簡単に申し込みでき、即日利用可能(バウチャー利用の15分前までに要予約)ですので、ぜひ利用してみましょう。

Klookで割引チケット購入

 

在タイ日本人であれば、下記の書類を提示すればタイ人価格になります。

  • ビザのページ(パスポート原本)
  • タイの運転免許証
  • ワークパミット

私はワークパミット原本を提示して、250Bで入場チケットを購入しました。

 

 

エラワン・ミュージアムでお参り

お供え用のお線香と花輪、蓮の花を受け取る

エラワン・ミュージアム

入口を入って右手に、お供えセット受け取り&購入するカウンターがありました。

奥の①カウンターでは、お供えセットを受け取るのに特に料金はかかりませんが、私は一応タンブン(お布施)しました。

エラワン・ミュージアム

こちらが受け取れるお供えセット3点(花輪、お線香、蓮の花)です。

②のカウンターでは、99Bで販売しているお供物が購入できます。

エラワン・ミュージアム

このような写真付きの看板がありました。

金運、健康、成功(仕事や学業)の3つに分かれていて、どのお供えセットを購入して、どのポインでお参りすればいいのかが説明してあります。

お参りをする

エラワン・ミュージアム

ここでお参りができます。

花輪と火を灯したお線香を手と手の間に挟んで持ってお祈りをします。

両サイドに花輪とお線香がお供えできるようになっていますので、それぞれお供えします。

エラワン・ミュージアム

蓮の花を流すスポットがありますので、ここで願いを込めて蓮の花を流しましょう。

 

 

エラワン・ミュージアム 内部

エラワン・ミュージアム

いよいよエラワン・ミュージアム内部に入ります!

その前に、3つの頭を持つエラワン象を簡単にご紹介します。

エラワン象とは?

エラワン象とは、天の守護神として知られているインドラ神の乗り物とされています。

古代神話でエラワン象は、天候を司る神であるインドラ神を、天と地の領域に連れていくという重要な任務に就いています。

エラワン象に乗って、インドラ神は地球上に雨をもたらし、地球上の干ばつを防いだとされています。

実際にはエラワン象は33の頭を持つという神話もあり、とにかく山のように巨大な像で、エラワン象に支えている多くの天使がいるとも言われています。

服装

エラワン・ミュージアム

エラワン博物館内部は、露出の多い服装では入れません。

男性はハーフパンツやタンクトップNG、女性も同様で、膝が見えるような短いボトムはNGです。

サロン(腰巻き)を借りれるので、きちんと服装を整えてから入りましょう。

地下階

さきほど蓮の花を流したスポットのすぐ近くに、地下階への扉があります。(地下は撮影禁止)

地下内部は、「スワンナプーム階」と呼ばれていて、エラワン・ミュージアム建設の歴史や、昔のタイの焼き物を中心とした美術品の展示があり、古代を表現しています。

ぜひ地下階も寄ってみましょう。

地球階

エラワン・ミュージアム

地球階内部への入口。エラワン象の台座はピンクの色も綺麗ですが、彫刻も美しいです。
美しい彫刻といえば、パタヤにあるタイのサグラダファミリア、サンクチュアリーオブトゥルースが有名ですが、その創設者であったレック・ヴィリヤパント氏がこのエラワン博物館、そしてここから比較的近くにある、タイ全土の有名な建築物を縮小し、ミニチュアで再現したムアン・ボラーンも創設しています。

私は3ヶ所とも行ったことがありますが、どこもとても凝っていて、すごく見応えがありました。

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エラワン・ミュージアム

1階内部の装飾は、東洋や西洋美術など世界中の芸術が取り入れられており、人間がいる地球上が表現されています。

エラワンミュージアム創設者のレックヴィリヤパント氏は、中華系の実業家の親を持ち、上海の大学に通っていたそう。

この上海滞在中に幼い頃から興味があった、芸術、宗教、哲学など世界中の歴史や様々な文化の知識を学んだそうです。

それが反映されている内部はまさに芸術作品でした。

美しい天井のステンドグラス

エラワン・ミュージアム

そして、誰もが入った瞬間に見上げてしまうであろう、この美しい天井のステンドグラス。

このステンドグラスは、ドイツの有名なヤコブ・シュワコプト氏の傑作で、4色のみを使用し、地球を表現しています。

黄色=土

白 =風

赤 =火

青 =水

また外側には、12の星座が描かれており、星が人間の生活に与える影響の大きさを表現しているそうです。

美しい彫刻・装飾

エラワン・ミュージアム

内部の美しい装飾はタイの伝統的なベンジャロンの技法も取り入れられています。

エラワン・ミュージアム

神話上の美しい動物や天使の彫刻も見受けられます。

エラワン・ミュージアム

入口をはいってすぐの正面階段を登ると、天の守護神でエラワン象に乗っていたとされている、インドラ神が祀られています。

エラワン・ミュージアム

更に最上階である天国の階に向かって階段を登っていくと、神話上の動物であろうライオンが、大きな口を開けているフロアーにたどり着きます。

ここから先は台座部分を抜けて、いよいよエラワン象の内部に入っていきます。

階段が急になるため、エレベーターがありました。

天国へ続く階段には、天空に導く神々の姿が描かれています。

エラワン・ミュージアム

エレベーターを降りるとラマ5世像があり、更にここから階段を天上階へと登ります。

天国階(最上階)

エラワン・ミュージアム

天国階はブルーが印象的な天井で、ドイツ人アーティストによって描かれています。

太陽と8つの惑星、天の川や小惑星も描かれているこの天井画は、宇宙をイメージしており、私たち人間は宇宙の中のほんの小さな塵に過ぎない、という教えを伝えています。

エラワン・ミュージアム

スコータイ様式の仏像の前にはお釈迦さまの足跡も展示されています。

エラワン・ミュージアム

この天国階のフロアーでは静かにお経が流れ、静寂に包まれていました。

お祈りをする人や瞑想をする人がいて、とても集中力が高まる空間。

私もお祈りをした後、暫く瞑想に耽り、最上階を後にしました。

 

 

10ヶ所の巡礼スポット

エラワン・ミュージアム

エラワンミュージアムには10の巡礼スポットがあります。

せっかくなので、ぜひ全てのスポットを周ってご利益にあずかりましょう!

1.プラケート・チュラマニー・ジェディ

エラワン・ミュージアム

プラケート・チュラマニー・ジェディは、インドとタイのアユタヤ時代の様式を組み合わせて建てられました。

エラワン・ミュージアム

チェディ(仏塔)の下には、曜日ごとに決まったポーズを取っている仏像が配置されていますので、自分の生まれた曜日の仏像の前でお参りをします。

人生に幸運をもたらしてくれるというご利益があります。

2.ブラフマー

エラワン・ミュージアム

4つの顔と4つの手を持つブラフマーはインドのヒンドゥー教の神様。

インドではシヴァ神、ビシュヌ神とこのブラフマー神が3主神とされ、強力なパワーを持つ神様として有名。

ブラフマーは創造の神であり、祈願すると様々な事柄に成功をもたらし、人生の豊かさを与えてくれるとされています。

12本のお線香に火をつけ、四面にそれぞれ3本づつをお供えしましょう。

3.ビシュヌポン象

エラワン・ミュージアム

ビシュヌポン象はビシュヌ神が創造した象で、富や権力ををもたらすとされています。

象の下をくぐって通ると、象の鳴き声らしき音が聞こえてきました。

4.トリムルティ 三位一体の神

エラワン・ミュージアム

トリムルティは、ヒンドゥー教の3大神である、シヴァ、ビシュヌ、ブラフマーが一体化した神像。

健康や繁栄のほか、タイでは最強の恋愛成就の神と知られ、セントラルワールド(旧ISETAN)前のトリムルティ像の前では赤い薔薇を供える参拝客が絶えません。

ここでは12本のお線香を各所3本づつと、赤いりんご、赤い薔薇、赤いキャンドルをお供えします。

お供えセットは先に紹介したお供えセット購入カウンター②で99Bで購入できます。

5.シヴァポン象

エラワン・ミュージアム

シヴァ神を模したといわれているシヴァポン象。

健康運や仕事運、権力をもたらすとされています。

6.ガネーシャ

エラワン・ミュージアム

タイでもポピュラーなガネーシャ神。

シヴァ神の子供で、4本の腕と象の頭を持っています。

障害を取り去り、財運をもたらすことで有名で、学業や商売繁盛の神としても知られています。

7.観音菩薩

エラワン・ミュージアム

女性の姿をした観音菩薩は、許しや優しさが表現された神様で、無病息災にご利益があるといわれています。

人の苦しみに耳を傾け、苦難を取り除いてくれる神様としても有名です。

8.エラワン象に乗ったインドラ神

エラワン・ミュージアム

大きなエラワン象の麓にある祠には、エラワン象に乗ったインドラ神の像があります。(赤枠部分)

先述したようにインドラ神は天の守護神。

下界を監視するため、エラワン象に乗って天空を飛び、善良な人々に悪と戦えるパワーを与えることができるとされています。

9.ブラフマポン象

エラワン・ミュージアム

ブラフマポン象はブラフマーが所有する10頭の象。

崇拝者に技術、知識をもたらし富を得ることができるとされています。

10.宇宙(天国)の階

エラワン象内部の最上階が10番目の巡礼スポットです。

ぜひ10ポイント、全て周ってみてくださいね!

 

 

庭園

エラワン・ミュージアム

エラワン・ミュージアムの庭園は古代神話のヒンマヤの森をイメージして作られ、神話上に登場する動物たちが生息しています。

エラワン・ミュージアム

庭園内には、タイの伝統文学に登場する珍しい木々も植えてあるようです。

ベンチやテーブルが用意されているので、木陰で休憩するにも最適です。

その他の施設

ギフトショップ

エラワン・ミュージアム

エラワン・ミュージアムにはギフトショップもありました。

エラワン・ミュージアム

エラワン・ミュージアムのカタログやエラワン象の置物、その他にはチャトチャック市場で売っていそうなタイ雑貨も販売していました。

売店・カフェ・休憩スポット

エラワン・ミュージアム

エラワン・ミュージアムの出入り口ゲート付近にある休憩スポット。

売店やカフェがありました。

エラワン・ミュージアム

食事ができるように、クイッティアオやパッタイの屋台もありました。

エラワン・ミュージアム

私はエラワン・ミュージアム見学後に、カフェでチャーカフェー(タイティーとコーヒーのミックス)と、向かいの売店でラムレーズンのアイスを買って休憩してから帰りました。

まとめ

今回で2回目のエラワン・ミュージアム。

初めて来たのは、確か10年以上前でまだBTSオンヌット駅が終点だった頃。

その時はオンヌットからタクシーで向かいましたが、今はBTSが延長して行きやすくなりました。

バンコクからの日帰り観光としても最適ですので、まだエラワン・ミュージアムに行ったことが無い方は、ぜひ出かけてみてください!

エラワン・ミュージアム 基本情報

住所

Bang Muang Mai, Mueang Samut Prakan District, Samut Prakan 10270

電話 

088 695 9307

営業時間

9:00-18:00

ウェブサイト

https://www.erawanmuseum.com/#erawanmuseum

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