ピンクの塔に、巨大な龍が巻きついたドラゴンタワーが見どころの、ワット・サンプラーン。
1985年に開業したこのお寺は、お釈迦様が80歳で亡くなったことからそれにちなんで、高さは80mあるんだとか。
巻きついた大きなドラゴンの中を通過し、17階の頂上まで上がって参拝ができます。
下から見上げると、ドラゴンが天に向かって昇っているかのようで、迫力満点です。
今回はこのワット・サンプラーン(通称:ドラゴンテンプル)を詳しくご紹介していきます。
- ワット・サンプラーン 場所
- ワット・サンプラーン 入り口ゲート
- お布施と参拝セット
- ドラゴンの噴水で運気アップ!
- 自分の生まれ曜日の仏陀に参拝
- ドラゴンタワーに潜入!
- ドラゴンタワー16階に到着!
- いよいよドラゴンタワー頂上17階に到着!
- まるでテーマパーク?その他の見どころ!
- まとめ
- ワット・サンプラーン 基本情報
ワット・サンプラーン 場所
ドラゴンタワーが見どころのワット・サンプラーンは、バンコクのお隣、ナコンパトム県にあります。
バンコクからは車で約1時間ほどです。
私たちは車で行きましたが、調べたところ、MRTラックソン駅2番出口のバス停から、ปอ84番の黄色いエアコン付きの路線バスでも行けるようです。
ワット・サンプラーン 入り口ゲート
入り口にはまだ建設途中の、これまた大きなドラゴンたちがお出迎えしてくれます!
カラフルで色鮮やか。アミューズメントパークのようです。
先ほどのドラゴンの入り口ゲートを入ったところの駐車場から撮影したドラゴンタワー。
天に昇るドラゴンがはっきりと見えます。
ドラゴンタワーへ行くには、写真右下の緑の屋根の所から入っていきます。
緑の屋根の入り口付近には屋台がありました。
中にもいくつかありましたが、多くはなかったです。
緑の屋根の下には切り倒された大木が並んでいますが、端っこを通って川を渡り、中に入ることができます。
お布施と参拝セット
川を渡って左手すぐに、お布施をして参拝セットが貰えるところがあります。
尼さんが手招きしてくれるのですぐわかると思います。
ここで私たちはお布施をし、尼さんが渡してくれた参拝セットを受け取ります。
参拝セットは、生花、お線香とろうそく、花輪と赤いリボンの4点。
赤いリボンには、自分や家族など、大切な人の名前を書いてね、と言われるのでその通りにしました。
お布施ボックスには、「大龍に願うために名前を書いて、花を持ってください」と日本語表記もありましたよ。
生花とお線香、ロウソクはドラゴンタワーの下にある自分の誕生日(曜日)の仏陀にお供えし、花輪と赤いリボンだけは頂上でお供えしますので、持って上がっていきましょう。
ドラゴンの噴水で運気アップ!
ドラゴンタワーの入り口前には、龍が巻きついた噴水がありました。
よく見てみるとお賽銭用の鉢があり、もしこの中にコインが入れば、ご加護に恵まれ運気も上昇するそうです。
暫くすると、この寺院で修行されてるであろう方々がこのドラゴンの噴水の周りに集まってきました。
みなさん、ドラゴンに手を当てていて、僧侶がお経を唱えていました。
タイ人夫によると、邪気を払う儀式をしているんだよ、ということでした。
神聖な場所ですので、ぜひ皆さんもここでお賽銭をしてみてくださいね。
自分の生まれ曜日の仏陀に参拝
ドラゴンの噴水でお賽銭が終わったら、次は自分の生まれた曜日の仏陀にお参りをしましょう。
このゲートをくぐり、ドラゴンタワーのふもとまで行くと、曜日ごとに仏陀が並んでいます。
ここでも尼さんがサポートして説明してくれました。
私は月曜日生まれなので、ここでお参りしました。
英語表記もあるので分かりやすいです。
ここでは、生花、お線香、ロウソクのみをお供えします。
仏陀の前に、このような十二支の台があり、不思議そうに見ていると、尼さんが来て、説明をしてくれました。
ここでは、自分の干支があるところに立ち、手は龍に触れながらお祈りをすると、邪気を払ってくれるそうです。
こんな感じにして、手は上げて龍の胴体に触れます。
私は馬年なので、馬の上に立ちました。
私がこの台に上がると、尼さんも上がって、お経を唱えてくれました。
お経が終わると尼さんが、真ん中の棒状の上にあるお賽銭口にお金を入れていたので、私も真似してお布施しました。
ドラゴンタワーに潜入!
さて、自分の生まれ曜日の仏陀にお参りも終わり、いよいよドラゴンタワーに入ります。
これが塔の入り口で、ここから階段を上がると、さらにドラゴン胴体の入り口に到着しますので、そこから潜入し頂上を目指します!
これはヤックでしょうか。大きな口からいよいよ龍の中に入ります。
ドラゴンの胴体は350m。
この緩やかな坂を龍の胴体のカーブに沿って登っていきます。
上り坂ではありますが緩やかなので、そこまで大変ということはないと思います。
また、胴体の中には扇風機もいくつか設置されていたので、暑さを感じることもありませんでした。
ドラゴンタワー16階に到着!
龍の胴体のトンネルを抜けると、ドラゴンタワー頂上手前の16階に辿り着きます。
尼さんがいて、ここでもタンブン(お布施)ができます。
せっかくここまで来たし、いい行いをするに越したことはない、ということで、ここでもお布施して参拝しました。
ここでは尼さんから、金箔と、お花を受け取ります。
仏陀の生母、摩耶夫人の前で参拝後は、金箔を右の摩耶夫人から順に貼り付けていきます。
いよいよドラゴンタワー頂上17階に到着!
ようやくドラゴンの頭頂部まで辿り着きました。
空に向かっているドラゴン、迫力があります。
ドラゴンタワーの頂上は17階になります。
さっそくここで、参拝します。
参拝の仕方は日本語表記がありました!
まずここで仏陀にお参りして花輪を備えます。
台座には曜日が書かれていますので、生まれ曜日の位置から参拝してもいいと思います。
ここに名前を記入した赤いリボンを結びます。
その後、龍の髭に触れながらお願い事をしましょう!
ちなみにタイでは、その願いが叶ったら必ず、お礼としてお布施をしに、その寺院にまた行きます。
頂上では360度パノラマの眺望も望めます!
ナコンパトムの街を見渡すことができました。
この寺院はミャンマー人観光客がとても多くて、みんな写真を撮りくってましたよ。笑
まるでテーマパーク?その他の見どころ!
ワットサンプラーンは、ドラゴンタワーも含め、15ヶ所もの見どころがあります!
上の地図を追って、気になるスポットに行ってみたのでご紹介していきます!
大きな象
ここでは、タイ人夫の解釈通りに、象の下をくぐります。
くぐる時には、自分がした悪いことや反省したいことなど、許しを乞うように願います。
孔雀
突如現れる大きな孔雀。
仏教では邪気を祓ってくれるとされています。
兎や虎も!
神仏の世界でも動物は仏陀に支えたり、神仏を載せたりと、象徴的な存在。
ワットサンプラーンにもたくさんの動物の像がありました。
大きな亀
亀の口から中に入るとそこはまるで洞窟のよう。
入ると左右には太鼓があり、男性は右、女性は左の太鼓を叩きます。
叩くと太鼓の響き渡る音のように、どんどん有名になり権力者になれるんだとか。
そのまま奥に進むと、仏陀の足跡、仏足石がありました。
さらに奥には何もなさそうなので行っていませんが、さらに奥に進むこともできます。
外から撮影した大きな亀。
お参りをしつつも、とても楽しめ、まるでテーマパークのようです。
観音菩薩
様々な姿となって現れると教えられている観音菩薩。
七難を免れるというご利益があるとされています。
最後にここでも参拝をしてお寺を後にしました。
まとめ
ワットサンプラーンは、ドラゴンタワーはもちろん、その他にも見どころがたくさんあり、まるでテーマパークのようなお寺でした!
あと、この寺院で色々と説明してくれたりと、参拝客のお世話をしてくれた尼さんは、皆さんとても穏やかで笑顔が素敵でまるで菩薩様のようでした。
色々なお寺で尼さんにお会いしましたが、ここにいらっしゃる尼さんはとても印象に残りました。ありがとうございました!
バンコクから車で1時間と日帰り観光にもぴったりですので、ぜひ皆さんも参拝に行ってみてください。
ワット・サンプラーン 基本情報
所在地
92 8, Sam Phran, Sam Phran District, Nakhon Pathom 73110
参拝時間
月-木 9:00-17:30
金 9:00-17:00
土日 6:00-17:30
Webサイト