タイ料理には欠かせない調味料。
日本の調味料と同じようにタイの調味料も様々な種類があります。
タイ料理を作りたい!と思って色々な調味料を買い揃えると、どんどん増えて収納にも困ったり、ほとんど使わないうちに賞味期限が切れてしまったり、という経験はありませんか。
私もその一人で、せっかく買ったのにダメにしてしまった勿体無い経験があります。
そこで、在タイ10年以上の私が「最低限、この調味料を揃えればタイ料理が作れる」と思っている、実際に私が使っている必須のタイの調味料をご紹介します。
あくまで料理がさほど得意ではない、私目線での厳選になりますが、「まずはどれを揃えればいいだろう」等、タイの調味料を買うのに迷っている方の参考にしていただけたら幸いです。
まずはこれだけ揃えよう!タイの必須調味料3選!
まずは、タイ料理には必須で使う頻度も高い調味料をご紹介していきます。
あれこれ揃えず、「最低限のタイの調味料だけをまずは揃えたい」という方に参考になると思います!
ナンプラー 魚醤
タイの代表的な調味料、ナンプラー(魚醤)。
この写真は一部、オイスターソースが入っていますが、ほとんどがナンプラーです。
ナンプラーとい言えど、たくさんのメーカーから出しているのでどれにしようか迷いますよね。
ナンプラーとは
生の魚、カタクチイワシなどを塩で漬け込んで発酵させて作ります。
独特な香りがしますが、料理に使うと旨味が増すので、タイ料理には欠かせない調味料です。
ナンプラーを使ったタイ料理
タイ料理で代表的なガパオライスやレッドカレー、トムヤムクンなど、とにかく色々な料理に使えますが、炒め物や炒飯にナンプラーを使えば、それだけでタイ風になります。笑
実際に私が使っているナンプラー
私が実際に使っているのは、この「Good Life」というブランドのナンプラーです。
なぜかというと、塩分40%カットだから。
タイ人のヘルシー志向お料理系YouTuberの方達がこのブランドをよく使っているのを見てたいので、ずっとこのナンプラーを使っています。
500ml入りと200ml入りがあり、私は200ml30バーツを買っています。
頻繁に使う調味料なので、大きいボトルでもいいのですが、開封後は結構早く使わないと風味がなくなってしますので、小さい瓶を買うようにしています。
セブンでは、これよりもっと小さいサイズが売ってるので、それもたまに使ったりしています。
タイ料理好きな方へのお土産としてもおすすめです!
日本でも買えるおすすめのナンプラー
日本で買えるナンプラーでは、このヤマモリのナンプラーが良さそうです。
酸化を防ぐ密閉ボトルで、一滴から使えます。
ナンプラーは開封するとすぐに風味が損なわれるので、このボトルはいいですね。
あとは、原材料名を見たら、「カタクチイワシ、食塩、砂糖」のみでシンプルなので、安心して使えそうです。
オイスターソース
日本では中華料理によく使うオイスターソース。
タイ料理では、炒め物には必ず入れてるんではないか、というくらい使う頻度が高い万能調味料です。
牡蠣の絵が目印のオイスターソース、タイではナンプラーと同じくらい、色々なメーカーのオイスターソースが販売されています。
オイスターソースとは
牡蠣を塩漬けにして発酵させ、旨味を凝縮させたソースのこと。
タイではベジタリアン用に、牡蠣の代わりに椎茸を原材料としたオイスターソースもあります。
オイスターソースを使ったタイ料理
とにかく、どんな炒め物にも使われていますが、タイ料理だとガパオや空芯菜炒めなどにも、オイスターソースは使われています。
とにかくあれば色々な料理に使えるので、買って損はないタイの調味料です。
実際に私が使っているオイスターソース
先ほどのナンプラーと同じ「Good Life」のオイスターソースを使っています。
これも塩分60%カットと、ヘルシー志向の方にはありがたい商品です。
500ml60バーツ前後で販売されています。
オイスターソースは風味がそんなに落ちないですし、よく使うので大瓶で買っています。
とにかく料理にコクが出ますので、オイスターソースを使えば間違いないです。笑
日本でも買えるおすすめのオイスターソース
原産国タイのオイスターソース、メガシェフ。
タイではスーパーなどで手軽に購入できます。
このオイスターソースは、美味しいと評判で私も以前使っていました。
また化学調味料不使用、無着色、無香料で安心して使えます。
タイのオイスターソースは牡蠣の旨味が強いので、料理にコクが出ますし、タイ料理を作るなら、このタイのオイスターソースはおすすめです。
タオチオ
タオチオは、日本にはない調味料ですが、タイでは炒め物などに使います。
タオチオとは
タオチオは大豆を発酵させた調味料です。
タイの味噌のようなもので、大豆がそのまま粒として残っているのが特徴的なタイの代表的な調味料です。
タオチオを使ったタイ料理
タオチオを使った料理は、空芯菜炒めが有名。美味しいですよね。
その他、私は白ニラと卵豆腐と豚ひき肉の炒め物にも使います。
これはタイの家庭料理で、注文屋台などにもあるメニュー。
このタオチオとオイスターソースを組み合わせて使います。
その他、カオマンガイのソースやラートナー(タイ風あんかけ)にも使います。
塩分が強めなので、加減を見つつ少量ずつ使うのがベター。
実際に私が使っているタオチオ
私が使っているのはこのHelthy Boyというメーカーのタオチオ。
350ml入りで30バーツ前後でしょうか。
ちなみに、タイ語だとタオチオではなく「タオチアオ」と表記されており、タイ人は「タオジアオ」と呼んでるので、スーパーなどで探す時はこのように発音して聞くといいと思います。
日本でも買えるおすすめのタオチオ
やはりHelthy Boyがタイでも一般的なのでこれをおすすめします!
なすとひき肉の炒め物などにもあいそう。
味噌を使った料理の代用として使えば、レパートリーも増えそうですね。
ぜひお試しください。
あると更に本格的なタイ料理が作れる!タイの調味料5選
さてここからは、あればもっと本格的なタイ料理が作れるタイの調味料をご紹介していきます。
上記で紹介した3種類の調味料だけでもタイ料理は作れますが、更にレパートリーを増やしたい方におすすめしたい調味料です。
使う頻度としては、上記3種類と同じくらい私は使っていますので、おすすめです!
ナムプリックパオ
これは私が今現在使っているナムプリックパオです。
代表的なタイ料理、トムヤムクンはこのナムプリックパオを使っています。
ナムプリックパオとは
チリ イン オイルとも呼ばれるナムプリックパオ。
唐辛子やニンニク、エシャロット、タマリンド、海老などをペースト状にした、タイの万能調味料。
赤いのですごい辛そうに見えますが、そうでもないです。
旨味が凝縮されているので、使うと料理にコクが出ます。
ナムプリックパオを使ったタイ料理
先述しましたが、トムヤムクンや、その他のスープ(例えば鶏がらスープなど)に足しても美味しいです。
カオパッドなどの炒飯に足しても美味しいし、とにかく炒め物全般に足して使えます。
私はトマトと溶き卵を炒めて鶏ガラ、オイスターソース、ナムプリックパオで調味した料理をよく作って食べてますが美味しいし簡単でおすすめです!
ネットでもナムプリックパオを使ったレシピが紹介されてるので、参考にしてみてください!
日本でも買えるおすすめのナムプリックパオ
日本でも買えるナムプリックパオのおすすめはこのメープラノムというブランド。
タイでもよく見かけますし、私もこれをずっと使っていました。
今回はタイ人夫が選んだものを使ってますが、このブランドおすすめです!
タマリンドペースト
タマリンドは、タイでは食物繊維が豊富なことで有名なフルーツ。
最近ではスーパーフルーツとしても有名みたいですよ。
酸味があり、程よい甘味もあり、独特な味ですが美味しいです!
タイではスーパーやコンビニでこのタマリンドを使ったお菓子が豊富にあります。
砂糖漬けにしたものや、ジャムにしてバナナチップスとサンドしたり。
日本へのお土産にもおすすめです!
タマリンドペーストとは
その名の通り、タマリンドをペースト状にしており、その他の原材料は砂糖、塩などシンプルなものが多いです。
タマリンドペーストを使ったタイ料理
一番有名なのはパッタイ。このタマリンドペーストなしではあの味は出せません。
その他、カレーやスープの隠し味として使います。
私は上の画像の瓶詰めのタマリンドペーストを使っていますが、簡単な料理の代表、野菜炒めによく足して使います!酸味がプラスされて美味しい野菜炒めができます。
あとは焼きそばにも合うので、あればお料理のレパートリーが増えると思います!
日本でも買えるおすすめのタマリンドペースト
日本ではこのユウキ食品のタマリンドペーストが売れてるようです。
原材料もタマリンド、砂糖、食塩だけなのでいいと思います!
原産国タイです。
シラチャーソース
タイの調味料、シラチャーソース。
ちなみにシラチャーは、日本人駐在員の方も多く住む、タイのチョンブリー県にある
シラチャーという郡の一つです。
シラチャーソースとは
タイ人女性が考案し商品化したのはアメリカなので、アメリカでは有名なチリソース。
タイ発祥の調味料ということで、もちろんタイでもスーパーなどで簡単に手に入ります。
原材料は赤唐辛子、レッドピーマン、食塩、醸造酢、ニンニクなどで、酸っぱい辛いニンニクがたっぷり効いたチリソース。
結構スパイシーなので辛いものが好きな方にはおすすめです。
シラチャーソースの使い方
シラチャーソースは出来上がっている料理にかけて食べるのが一般的。
タイでは、カイジアオ(タイ風卵焼き)につけて食べるのがポピュラーですが、アメリカではピザやハンバーガーなどに足して食べるみたいです。
とにかくスパイシー好きな人なら何につけてもOK!笑
私はシラチャーソースとマヨネーズを混ぜてマイルドにしてから卵料理につけて食べたり野菜をディップしたりフライドポテトと一緒に食べたりしています。
日本でも買えるおすすめのシラチャーソース
日本で買えるシラチャーソースのおすすめはこちらのシラチャーソース。
原産国がタイですし、本格的な味が楽しめそうです。
とにかく何につけて食べても美味しいので一つ持っておくと味変できて便利です!
シーズニングソース
タイでは食堂や屋台、一般家庭の食卓にも必ず置いてあるタイの調味料。
シーズニングソースとは
シーズニングソースは大豆が原材料のタイの調味料で、味がついているので、日本のたまり醤油に似ています。
ちなみに、タイ人はこのシーズニングソースを「メッキー」と呼びます。
メッキーは、上の画像のシーズニングソースのブランド名なんですが、それをそのままの形で呼んでいます。
シーズニングソースの使い方
タイでは、目玉焼きにプリックタイというタイの白胡椒と一緒にかけて食べたり、炒飯の味が薄い時などに足して食べるのが一般的です。
日本の醤油に甘味とコクがプラスされた味なので、味変して何か食べたいときにかけて食べると便利です。冷奴などにかけても美味しいです!
日本でも買えるおすすめのシーズニングソース
日本でも買えるおすすめのシーズニングソースはゴールデンマウンテンというブランドのシーズニングソース。
タイでもよく売られていて、私もこれを使ったことがありますが美味しいですので、おすすめです。
パームシュガー
パームシュガーとは
パームシュガーはタイでは主にココヤシから取れるお砂糖です。
なんと!低GI値食品なので、ダイエットをしている方にもおすすめ。
ビタミン、ミネラル、鉄分などの栄養価も高いのが特徴です。
パームシュガーの使い方
有名なのはタイのパパイヤサラダ、ソムタムで使われていますが、とにかく砂糖の代用として使えます。
ほんの少しクセがありますが、料理に入れて気にならないので、私はこれを砂糖として使っています。
お料理にコクが出るのでおすすめです!
日本でも買えるおすすめのパームシュガー
日本でも買えるおすすめのパームシュガーはこのプラティープトンのパームシュガーです。
タイから直輸入しているので、本場のパームシュガーが日本でも手に入ります。
タイの調味料 その他
タイの調味料は他にも色々ありますが、シーユ・カーオ(白醤油)やシーユ・ダム(黒醤油)などが有名です。
シーユ・カーオは、日本の薄口醤油に似ていますが、シーユ・ダムは、シーユ・カーオに糖蜜を足したタイの黒醤油で、黒蜜のようにとろりとしています。
我が家では、シーユ・カーオは、日本の醤油(といってもタイのヘルシーボーイが出している塩分控えめの醤油を使っています)で代用しています。
シーユ・ダムは、普通の醤油に砂糖などを加えれば代用できるのと、購入したことがありますが、ガパオを作る時にしか使わなくてダメにしたことがあるので買わなくなりました。。
本格的なタイ料理を作りたい場合は、特にシーユダムは買ってもいいかもしれません!
あともう一つおすすめしたいのがこちら!
ナムチム・ジェオ。「ナムチム」は、タイでは「つけだれ」を意味します。
すでに上記で登場したタマリンドが入っており、その他は大豆や唐辛子、エシャロットなどが原材料として使われています。
タイでは、コームーヤーン(豚のど肉のグリル)や、ガイヤーン(鶏肉のグリル)、チムチュム(タイの鍋)のつけだれで出てきます。
これが大好きで、私は自宅ではよくタイの卵焼きと一緒に食べています。
スパイシーで酸味があって深みもあるので、本当に美味しいタイのつけだれ。
日本のAmazonでは販売していないようなので、おまけとして紹介しました。
タイに来たら、ぜひ試しに購入してみてください。
けっこう辛いので、日本のBQQソースと混ぜて食べても美味しいはずです!
これで焼肉のつけだれにしたら最高ですよー!
タイの調味料 まとめ
私が日頃の料理で使っているタイの調味料をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
調味料はその国の料理に欠かせないものなので、外国のスーパーで調味料をみてるだけでも楽しいですよね。
今回ご紹介したタイの調味料は、日本のお土産としてもおすすめできます。
これらの調味料、どれか一つでも足すとタイ料理に近づきますので、いつもの料理にプラスするもよし、本格的なタイ料理を作るでもよしで参考にしていただけたら嬉しいです!