猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

バンコクのローカル動物病院 安心して任せられる主治医探し

今回の記事は、バンコクのローカル動物病院の記事です。
また、私の家の近所(パッタナカーン、シーナカリン、オンヌット近辺)の動物病院のお話です。

日本からタイへミミを連れてきて、4ヶ月が経ちました。
ミミの犬種はアメリカンコッカースパニエル。アメコカは垂れ耳なので、外耳炎などの耳の病気になりやすい犬種です。耳の掃除はマメに毎日してあげることがベストなのですが、ミミの場合、耳を触っただけでも噛み付いてくるので耳の掃除ができないのです。

 


ミミが子供の頃から私がタイに移住する前までは、私に耳を触らせてくれたし、掃除もさせてくれていました。(とはいえ噛み付かれたことも何度もあり、指の爪がぱっくり割れてしまったこともあります・・)ですが、私がタイに移住してミミをタイにつれてくる間の4年間で全く耳を触るのを拒否されてしまうようになりました。そしてタイは高温多湿。バクテリアが繁殖するにはうってつけの気候・・・。ミミの耳は悪化する一方。そこで1ヶ月程前に日本人御用達のトンローペットホスピタルで、耳道を開く手術をしました。このことはいつかまた別の記事で書こうと思います。それにも関わらず、よくならないんです。。。はっきり言うと、トンローペットホスピタルはとても治療費が高額です。手術前にもずーっと毎週のように通っていて、一回の診療につき、¥3000~¥4000かかっていたのです。手術費用ももちろん決して安くない。またこのままトンローペットホスピタルに通うにも限界があるので、おそるおそる、ローカル動物病院を探し始めました。

私は、タイ語は日常には困らない程度できますが、タイのローカル動物病院は当たり外れが多いので、こわくてローカル動物病院には行けなかったのです。
でも今回、お義姉さんが飼っている猫のタコが怪我をして、お姉さんが、トンローペットホスピタルは治療費が高すぎて無理!と言ってローカル動物病院へ通い始め私も付き添いで行き始めたのがきっかけです。

比較としてトンローペットホスピタルとそのほか4軒のローカル動物病院に行った感想と、動物病院でかかる基本費用(ドクターフィーとサービスチャージ)を記録します。
4軒とも、パッタナカーンやオンヌットにある動物病院なので、どなたかの参考になるかは分かりませんが、最後に紹介する動物病院は本当に良いので、おすすめです。参考までに。

<トンローペットホスピタル>

ホームページ http://www.thonglorpet.com/
場所 ソイトンロー9(他にも支店があります)

ドクターフィー 220バー
サービスチャージ 200バー

日本語通訳の日本人がいるし、24時間営業なのでやはりいざというときは安心できます。獣医さんも、だいたいはベテラン(新米女性獣医、名前は不明。それと日本語が少し話せる獣医さんはあまり・・・と聞きました。)の先生で、安心して任せられます。スタッフも、手際がよく、とても慣れています。上手くない先生も中にはいるので何人かの先生に診察してもらい、自分が良い、と思った先生を指名することをおすすめします。ちなみに私はいつも女性獣医師オーラサミー先生でした。難点をあげると、言葉は悪いですが、金取り主義病院という点でしょうか。獣医さんたちもそこはわきまえて仕事している、というのが最初は分かりませんでしたが、毎週通っていたのでそおゆうのがわかるようになりました。かといって、レベル的には素人目ではありますが良いですし、先生もスタッフも動物が好きなんだなぁ、というのが伝わってきます。しかし、基本料金ですでに440バーツ取られてしまいますので、毎週頻繁に通うとなると限界があります。。。

 

<ANIMAL FARM VETERINARY HOSPITAL>

ホームページ http://www.animalfarmvet.com
場所 ソイオンヌット7/1

ドクタフィー 200バー
サービスチャージ なし

この病院では、サリムの避妊手術と、ミミの耳掃除をしました。サリムの時は女性獣医さん、ミミのときは男性獣医さん。女性獣医さんは普通な感じ。よくも無く悪くもない。男性獣医さんは良いのですが、少し厳しい感じでした。。。気になった点は、耳掃除の時にサポートしてくれた年配の男性スタッフさんは素人といった感じ。大丈夫なのか?と少し心配になりました。小型犬やじっとしてるわんちゃんならいいのですが、ミミは力もあるし、治療が長引くと動いて嫌がるのです。ミミは噛む(とはいえ治療中は紐で口をしばっています)ので弱腰な感じでした。それに今までトンローペットホスピタルに通っていたので、そこのスタッフの手際のよさから比べると安心できない感じだったんですよねぇ。ミミの耳掃除で280バーツとトンローペットホスピタルに比べるとだいぶ安いので、まぁ仕方ないか。と妥協できるレベルかなぁ。ただ男性獣医さんが厳しいので、ミミがこわがって今後嫌がる可能性がありそうな感じでした。

 

<PET CLUB>

ホームページ http://www.petclub.co.th/th/service/index/pet_clinic
場所 パッタナカーンソイ30と32の間

ドクタフィー150バーツ 
サービスチャージ 確か100バー

ここへはタコの怪我の治療で行きました。トンローペットホスピタル並みに建物や院内は綺麗。女性獣医師さんでしたが、ここも普通かなぁ。ベテランで上手だ!とは思いませんでした。ローカル地にあるのにしっかりドクターフィー+サービスチャージが付いてるので治療費が高い気がします。上手い先生がいるなら良いけど、そうではないのでもう来ないな、といった感じ。あと受け付けにいたスタッフに、犬のトリミング代いくら?って聞いたら連れてこないとわからない、というので、アメコカで体重は12キロと言ったら、その犬が大人しくトリミング受けさせるかどうかで値段が変わると言ってきた。。。いやいや、それではトリミング受けた後に値段が分かるのか?!そんなのどこのトリミング屋でもありえない!絶対にここではトリミングさせたくない!と思いました。感じのよろしくない女性スタッフが1名います。

<หมอพร รักษาสัตว์ モーポン ラックサーサット>

フェイスブック
場所 パッタナカーンソイ53過ぎてすぐの通り沿い

ドクタフィー なし
サービスチャージ なし

ここもタコの治療の付き添いで行きました。女性獣医さん一人とスタッフでやっている個人の動物病院です。ここの獣医さん、とても良かったです。もうこれだけ動物病院に行っているし、トンローペットホスピタルでも、主治医の先生がいない時は他の獣医さんが対応してくれていたので、何人もの獣医さんを見てきましたが、比べても安心して任せられる感じ。手際がよく、しっかりタコの怪我の状況を説明してくれました。スタッフも女性の方で手慣れた感じでした。院内も個人なので小さいですが、清潔で、トリミングしに何人かお客さんも来ていたので評判もいいと思います。ただ、今先生のお父さんが入院中でお見舞いに毎日通っているそうで、いない時もあるから事前に電話連絡してください、と言われました。まぁ、個人でやっているし、その分ドクターフィーもサービスチャージもかからないので仕方ないですよね。もうここだ!ここを主治医に決めよう!と思っていたのですが、最後に紹介する病院が総合的に一番良かったので、ここにはトリミングついでに来ようかなといった感じの結論です。

 

<Nakarin Veterinary Hospital>

ホームページ http://www.nakarinvet.com/
場所 パッタナカーンソイ49入ってすぐ

ドクターフィー 80バー
サービスチャージ なし

ミミの耳掃除とタコの治療で行きました。もうここは初めて行って診察してもらった時に、ここだ!ここしかない!この病院に通おう!と決めました。建物自体は上記に紹介した動物病院の中で一番古いのですが、清潔で動物臭もしません。平日の昼間と平日の夜にいきましたが、お客さんも常にいる感じです。実際わたしも近所の猫を飼っている人に、ここいいよって聞いて行ってみたのです。先生は強面、大柄、坊主の男性獣医さんが担当してくれました。見た目は強面ですが、実際はすごく優しくて、本当に動物が好きなんだなぁ、というのがヒシヒシ伝わってきます。初めてはお姉さんと、二回目はOちゃんといったのですが、すごく丁寧に耳の状況の説明をしてくれ、お姉さんもOちゃんもここはいい!と三人とも満場一致したのです。ベテランの先生といった風格で、スタッフも手馴れていて、安心して任せられます。上手だし、あと良かった点は、他の病院では、耳掃除は噛まれるからできない、というと、それでも努力してやれ!といわれ続けて耳タコ状態。毎回行っても同じ事言われるので本当に気が重くて重くて。自分でできてたら動物病院なんて来ないわい!と言いたかったくらいです。でもこの先生は、努力してやれ!とは言わずに、それなら、なるべく頻繁に来てください。一ヶ月経ってもこの状態が続くなら、この子は一生再発を繰り返すし、それではミミもかわいそうだし、飼い主さんもとても大変な思いをしてお互いによくないので、全耳道切除手術をしましょう、ときちんと先の治療予定を示してくれて、耳掃除ができないことを理解してくれた点です。あぁ、なんでもっと早くこの先生に出会えなかったんだろう、と本当に心の底から思いました。他の病院では、先の治療予定を立ててくれず、耳掃除できる努力しなさいよ、としか言われず、手術するかどうかはあなた達次第といった感じで言われていたのです。しかし、そういわれても、ミミにとって何が一番いい選択なのか、素人の私達では判断しかねるし、またどのタイミングで手術に踏み切ればいいのかもわからない。この先生はきちんと説明して、一ヶ月という、手術するかどうかの判断基準を明確に述べてくれたのです。また、他にもやっぱり飼い主さんが耳掃除できても、外耳炎を繰り返す、または私達のように噛み付かれて耳掃除できない、というわんちゃんが他にもたくさんいて手術してるよって話をしてくれたのです。今までトンローペットホスピタルで¥3000~¥4000の治療費を毎週支払い続け、耳掃除頑張ってといわれ続けて本当に精神的に私自身も参っていたので、この先生に出会えて本当に良かった、と思いました。

これで動物病院を点々とする必要もなくなり、ミミの負担も減るかと思うと一安心です。お姉さんもタコの動物病院はこの最後に紹介した病院と決めたようです。
ちなみにこのNakarin Veterinary Hospitalでの耳掃除は紹介した動物病院の中で一番安く、230バーツです。あと、ミミはドライアイで目薬をさしているのですが、その目薬がトンローペットホスピタルでは300バーツ、バンコク市内の薬局では180バーツから220バーツしたのですが、このNakarin Veterinary Hospitalでは150バーツと一番安かったです。

ローカル動物病院は在タイ日本人にとっては情報が少なく、行くのもちょっとはばかれるものがありますよね。情報がない分、実際に行って先生の手際等を見て、判断するしかないと思います。あとは以前にも書きましたが、不潔で動物臭のする動物病院はNGです。
バンコク郊外の、しかもパッタナカーン、オンヌット、シーナカリン付近に住んでる方にしか参考にならないような内容かもしれませんが、どなたかの参考になってくれればいいなぁ、と思っています☆