バンコクのBTSスカイトレインは、バンコク観光の移動をスムーズにするのに欠かせない乗り物の一つ。
現在はバンコク市内だけではなく、バンコク近郊のエリアまで延伸し、色々な観光スポットへバンコク旅行初心者でも気軽に移動できるようになりました。
渋滞知らずで、簡単に乗れるBTS。
この記事ではバンコクの乗り物、BTSスカイトレインの乗り方を、初心者の方でも分かりやすいように徹底解説します!
- バンコクBTSスカイトレインとは
- バンコクBTSスカイトレイン 基本情報
- バンコクBTSスカイトレイン 乗り方
- バンコクBTSスカイトレイン 駅構内・ホーム・車内の様子
- バンコクBTSスカイトレイン その他
- まとめ
バンコクBTSスカイトレインとは
バンコクの乗り物BTSスカイトレインは、その名の通り高架鉄道で、世界有数の渋滞都市であるバンコクでスムーズに移動できる乗り物。
正式名称は「バンコク・スカイトレイン」ですが、運営会社「Bangkok Mass Transit System Public Company Limited.」の頭文字をとって、「BTS」と呼ぶのが一般的です。
2024年現在、スクムウィット線、シーロム線、また2020年12月に開業したゴールドラインの3路線62駅となっています。
バンコクBTSスカイトレイン 基本情報
BTS 路線図
BTSは路線マップの黄緑色がスクムウィット線。クーコット駅ーケーハ駅までの47駅を繋いでいます。
ダークグリーンがシーロム線。ナショナルスタジアム駅ーバンワー駅までの14駅。
スクムウィット線とシーロム線はサイアム駅で乗り換えが可能です。
また、ゴールドラインはシーロム線のクルントンブリー駅ークローンサーン駅までの3駅となっています。
上のBTSスカイトレイン路線図は小さく、見づらいと思いますので、BTSの公式アプリをダウンロード(無料)しておくと便利です。
THE SKYTRAINs
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BTS 運行時間・間隔
バンコクの乗り物、BTSスカイトレインの運行時間は朝5時台〜深夜0時台まで。
運行間隔に関しては、平日のラッシュアワーでは2分強〜だいたい5分間隔となっており、時間帯によって変わりますが最長でも8分となっています。
それぞれの駅の時刻表など運行間隔の詳細は下記BTS公式ホームページで確認できます。
BTS 運賃や所要時間
BTSの運賃は初乗り料金が17バーツ、8区間以上は47バーツ。
ですが、BTSは一部一律15バーツ区間というものがあります。
一律15バーツ区間を含めて乗車しても、最大運賃は62バーツとなっています。
尚、身長90cm以下の子供は乗車料金は無料です。
BTS駅構内にはこのように、子供の身長が測れるようになっています。
所要時間は1区間だいたい2分間です。(その駅による)
BTSの乗車料金に関しては、少し複雑な仕組みになっていますので、事前に所要時間と運賃を知りたい場合は、BTSの公式ウェブサイトで調べることができます。
運賃と所要時間の調べ方
Step1:まずは上記BTS公式ウェブサイトのURLをクリックし、乗車料金と所要時間を調べるページを開きます。
またこのページでは、BTSの3線のほか、モノレールのイエローラインとピンクラインも合わせてサーチできるようになっています。
Step2:①乗車駅②降車駅を選択し③サーチをクリック。
試しに、乗車駅をクーコット駅、降車駅バンワー駅としました。
Step3:すると真ん中の表に所要時間「67分」と出てきます。
1番右の表は乗り換え案内で、「黄緑色のスクンウィット線からサイアム駅で、今度はダークグリーンのシーロム線に乗り換え」と表示されます。
そこから更に、真ん中の表の赤い矢印「Fares」をクリック。
すると、乗車券のタイプ別(後で詳しく解説します)に、乗車料金が表示されました。
1回分の乗車券であれば、BTSクーコット駅からBTSバンワー駅までは「62バーツ」となります。
BTS 乗車券(カード式)の種類
バンコクのBTSスカイトレインの乗車券はカード式で、大きく分けて3つのカードがあります。
- 1回乗車券(シングルジャーニーカード)
- 1日乗車券(ワンデイパス)
- ラビットカード
一回乗車券(シングルジャーニーカード)
BTSの一回乗車券は、いわゆる普通の切符と同じで、購入した当日のみ利用可能です。
券売機もしくは窓口カウンターにて、その都度購入できます。
1日乗車券(ワンデイパス)
BTSのワンデイパスは、1日乗り放題のチケット。料金は150バーツ。
グリーンのスクムウィット線とシーロム線のみの利用に限ります。
各BTS駅構内の窓口カウンターにて購入可能です。
カードの絵柄は同じ柄ではないかもしれませんが、タイっぽくてかわいいですね。
また、現地のツアーなどを取り扱うKKdayでは、BTSの1日乗車パスを割引価格にて販売しています。
事前にオンライン予約し、日本円でお得に購入できます。
バンコクのスワンナプーム空港、ドンムアン空港、またBTSアソーク駅のTerminal 21の専用カウンターで受け取れます。
詳細はKKdayのサイトをご確認ください。
ラビットカード
ラビットカードは日本のPASMOやSuicaのようなチャージ式のICカード。
BTSの乗車券としてだけではなく、提携しているコンビニやフードコートなどの飲食店でも利用可能です。
- 一般
- 学生(23歳以下の学生)
- シニア(60歳以上のタイ人限定)
ワンデイパス同様に各BTS駅構内の窓口カウンターにて購入可能。
初回はカード発行手数料100バーツ+チャージ最低金額の100バーツ合計200バーツが必要です。(最大4,000バーツまでチャージ可能。)
そのほかに購入時にはパスポート(もしくはタイの免許証などIDカード)の提示を求められます。
学生に関しては学生証も必要です。
- BTSスクンウィット線/シーロム線/ゴールドライン
- モノレールのイエローライン/ピンクライン
ラビットカードはカード発行日から7年間有効。
チャージ分のお金は、最後の利用日から2年間は有効です。
カード自体の有効期限である7年間以内であれば、チャージすれば有効期限が自動的に延長される仕組みです。
ラビットカードの返却にはパスポートなどの身分証明とカード本体を持参、窓口にて行い、チャージ残額のみ返金されます。
旅行者の方であれば、タイに2年以内にまた訪れ、ラビットカードを利用する機会があれば、そのまま持っていたほうが便利です。
ラビットカードのチャージはBTS各駅の窓口カウンターやチャージ対応の券売機、そのほか一部のコンビニやスーパーなど、提携先でも可能です。
ラビットカードのチャージ提携先一覧はこちら。
また、ラビットカードのアプリでもチャージが可能です。
My Rabbit
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その他にも、ラビットカードは30日間もしくは60日間使用できる回数券も販売されています。長期タイに滞在する方で、頻繁にBTSを利用する場合はお得です。
詳細はこちら。
ラビットカードリワーズといって、ポイントを貯めて各種特典と交換もできます。
詳細は下記、ラビットカード公式ホームページで確認できます。
Rabbit Rewards | Change every day to a reward
旅行サイトのKlookでは、事前にオンライン予約し、ラビットカードが日本円で購入できます。(発行手数料100バーツ+200バーツ分チャージ済)
受け取りはバンコクのスワンナプーム空港、もしくはセントラルワールドの専用カウンターで可能。
詳細はKlookの公式サイトをご覧ください。
バンコクBTSスカイトレイン 乗り方
BTSの乗車券を購入する
BTSの乗車カードを購入するには、各駅にある窓口カウンターもしくは、券売機を利用します。
窓口カウンター
BTSには各駅の改札の横に窓口があります。
ここで、目的地の駅名を伝えれば乗車カードの購入ができます。
また、コインしか使えない券売機で乗車カードを購入する際、両替したい場合もこの窓口でできます。
その他、1日乗車券やラビットカードの購入・チャージも窓口で行えます。
コイン専用券売機
コイン専用のBTSの券売機。
コインは、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツが使用可能。
コインが足りない場合は窓口で両替してもらえます。
BTSが開通した当初からある(と思う)旧式の券売機です。
乗車カードの購入方法はとっても簡単です。番号通り、①番から順に始めます。
まずは、右上の赤丸で囲んだところをタッチして、英語表記にしましょう。
そのあとは、目的地の駅をタッチして、枚数を入力します。
表示された金額分のコインを投入すると、乗車カードとお釣りがあれば、お釣りも同じところから出てきます。
コイン&紙幣も使える券売機
こちらが新型の紙幣も使える券売機。コイン投入口の下に紙幣投入口もあります。
こちらも使い方はコイン専用の券売機とほとんど一緒です。
①英語表記に変更。
②行き先付近をタッチして拡大表示し、目的地をタッチ。
③情報が赤い四角で囲った枠内に表示されるので、枚数を指定します。料金もここに表示されます。
表示された料金をコインとお札投入口に入れます。
コインは1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツ、紙幣は20バーツ、50バーツ、100バーツ札を使用できます。
窓口で両替が可能です。
お釣りと乗車カードが取り出し口から出てきますので、取り忘れに注意しましょう。
改札口で入場
さて、乗車券を購入したらいよいよ改札口に向かいます!
改札口で入場する場合、緑の矢印が表示されているゲートを通ります。
❌表示は、退場する人が通るゲートですので、入場できません。
入場する時はどの種類のカードでも、赤丸で囲った部分にカードをタッチします。
ゲートは大人一人が通過できるくらいの間隔しかありません。
もし、スーツケースなどの大きな荷物や車椅子、妊婦さんが入場する時は、改札ゲートと窓口の間に専用ゲートがあり、近くにいる係員の方が開けてくれます。(上の画像の赤い矢印部分)
改札口で退場
目的地に到着し退場する時は、ラビットカードとワンデイパス(1日乗車券)は赤丸で囲った部分にカードをタッチすると、ゲートが開きます。
一回乗車券(シングルジャーニーカード)の場合は、カードを回収する必要があるので、四角で囲ったカード挿入口に入れると、ゲートが開き退場できます。
その他、もし乗車中に予定を変更して乗り越しする場合は、降車時に差額を窓口で支払えばOKです。
バンコクBTSスカイトレイン 駅構内・ホーム・車内の様子
BTS駅構内
バンコクBTSスカイトレインの改札を入ると、行き先に分かれて両サイドにはホームに向かうためのエスカレーター、エレベーター、階段があります。
エレベーターは大体どの駅も中央に位置しています。
目的地のホームがどちらかわからない場合は、このような標識が駅構内にあります。
緑で塗られた方面に向かいますので確認しましょう。
また降車時には、目的の場所に行くには何番出口を利用すればいいのか、駅構内の中央部に案内板があります。
この案内マップで確認して、目的地の場所に近い出口を利用するようにしましょう。
BTSホーム
バンコクのBTSスカイトレインのホーム。
朝夕のラッシュ時はホームが混雑していますので、この駅のように線路との間にガードがない駅は注意が必要です。
ちゃんと線路との間にガードがある駅もあります。
黄色のラインが引いてあるので、その外側にいると、駅員さんが大きな音で笛を鳴らして注意喚起をしています。
BTS車内の様子
これは日曜日の夜21時頃のBTS車内の様子。明日は月曜日なので人も少ないですが、ラッシュ時は混み合います。
端の席にはこのように優先席も設けられています。
タイらしいのは、僧侶も優先席マークのところに優先して座れる点。
バンコクBTSスカイトレイン その他
BTS駅構内・乗車時の禁止事項
バンコクBTSスカイトレインの駅構内・乗車時の禁止事項は6項目あります。
- 行商行為
- ポイ捨て
- ペット持ち込み
- 喫煙
- 可燃物持ち込み
- 飲食
これは注意事項ではなく禁止事項ですので、マナーは守りましょう!
ちなみに、BTS車内での通話は可能です。
BTS駅構内のトイレ
BTS駅構内は、トイレが各駅にはありません。現時点では、トイレがない駅の方が多いです。
私が知る限りではBTSバンナー駅、イエローラインでは、確か、ラムサーリー駅にはトイレがありました。
今後、新しくできる駅には、トイレの設置が増えるかもしれませんね。
まとめ
バンコクのBTSスカイトレインは、とても便利で渋滞知らずの快適な乗り物です。
今はだいぶ拡張工事も進んで、もう10年以上バンコクに住んでいるのに、どこまで行けるのか把握しきれていません。笑
エラワンミュージアムなども、以前はBTSがなく行きづらかった観光地ですが、今はBTSで行けるようになって便利になりました。
BTSは、バンコク旅行初心者の方にも簡単に乗れる移動手段の一つですので、ぜひ利用して、楽しいバンコク旅行にしてくださいね!
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