猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

ワット(お寺)でお参り。タイでの参拝の仕方とマナー

先日、お寺にお参りに行ってきました。
タイには、有名なお寺のワット・プラケオやワット・ポー、ワット・アルン以外にも、至るところにお寺があります。我が家の近所にもいくつかお寺があり、タイ人は日常的にお参りに行きます。タイ人の暮らしには深く溶け込んだ習慣のようなものです。

私達は今回、以前からよくお参りにいく、ワット・バンナー・ノークというお寺に行ってきました。

ワットバンナーノーク

ワットバンナーノーク

ワットバンナーノーク
ワット・バンナー・ノークは、BTSバンナー駅からタクシーかバイタクで10分ほど。バンナー交差点からもソンテウが出ているようです。
わたしたちはこのお寺が好きなんですよねー。なぜかというと、チャオプラヤー川沿いにあり、雰囲気もとてもいいのです。

ワットバンナーノーク

以前記事にしましたが、このお寺のすぐ隣に、プラプラデーン船着場があり、対岸に行くと、タラート・ナーム・バンナムプン(バンナムプン水上マーケット)があります。

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わたしが初めてタイでお参りしたときの事を思い出すと、参拝方法がわからず、記念写真をとって手を合わせて終わり、という感じでした。それはそれでいいのですが、でも、せっかくタイのお寺に来たのだから、タイ式でお参りしたい!タイの参拝方法やマナーを知りたい!という方に、せっかくなので、タイ式の参拝方法、マナーをまとめたいと思います。

服装・マナー

まず大事なのは服装からです。タイのお寺では、露出度の高い、タンクトップやキャミソール、丈の短いボトムスは男女共にNGです。
上記でも述べたワット・ポー等の有名なお寺では、腰巻き等をレンタルできますが、有名なお寺以外では貸し出しはありません。キャミソールなら上から何か羽織ったり、ボトムは長めのものが好ましいです。ま、そうは言っても、そこまで厳格な雰囲気ではないのですが、最低限のマナーとして知っておくといいと思います。

あと大事なマナーは、お寺の本尊では土足厳禁です。くつは必ず脱ぎます。

お供え4点セットを購入

お寺の中に入ると、お供え用のろうそく、お線香、お花、そして仏像に貼る金箔の4点セットが置いてあったり、販売していますので、購入します。

ワットバンナーノーク

ワットバンナーノーク
販売している場合は値段を聞いて支払いますが、この写真のワットバンナーノークのように置いてある場合は、近くにお賽銭ボックスがあるので、そこにお賽銭を入れます。これは個人の気持ちなのでいくらでも構いません。わたしはだいたい20バーツにしています。お花も好きなものを選びます。

参拝方法

お参りは、タイ語「ワイプラ(ไหว้พระ)」といいます。
まずは、ろうそく、お線香に火をつけます。仏像の脇にろうそくが点っているのでそこで火をつけましょう。
本来なら、火を灯したろうそく、お線香、お花を両手に挟むようにして手を合わせて仏像の前でお祈りするのですが、ろうそくの火は消えやすいので、私はいつも、ろうそくを立ててからお参りしちゃってます。

ワットバンナーノーク

正座か横座りをして、お参りします。
仏像の前にろうそくとお線香たてがあるので、お参りが終わったら、そこに立てます。お花も脇に供えるところがあので供えます。

お参りが済んだら、仏像に金箔を貼り付けます。
ワットバンナーノーク

ワットバンナーノーク

ワットバンナーノークのように、たくさん仏像がある場合、どれに貼り付けるのか迷いますが、Oちゃん曰く、自分の好きだと思う仏像から!だそうです。
あと、金箔を貼る場所も、Oちゃんは、金箔がはがれてしまっているところに貼り付けて、と言うのでそうしています。

そして最後にまた、仏像の前に正座して合掌、床に3回頭をつけ(このとき手は両側につく)最後にお祈りします。

Oちゃん流ではありますが、これがお寺へ行ったときの我が家の参拝方法の流れです。

タンブン(お布施)

お参りとは別にタンブン(ทำบุญ お布施)がありますが、これは個人の自由です。タンブンとは徳を積むという意味ですが、タンブンにも色んな形があります。
一般的なのは、食料品や日常必需品をお寺にお布施することでしょうか。
ワット・バンナー・ノークでは水牛がいて、草やりができます。

ワットバンナーノーク

草を購入(といってもこのお寺は決まった金額ではない)して、お寺にいる水牛に草をあげます。これも一種のタンブンです。水牛に餌を与えることで徳を積み、現世、もしくは来世で良い人生をおくれるようにと言う意味があります。ま、因果応報ってやつですが、ただ単純に水牛たちがかわいいですw

そのほかにも、

ワットバンナーノーク

ワットバンナーノーク

これは20バーツをお布施して、自分の生まれた曜日の色(タイでは生まれた曜日ごとに決まった色があります)のロータスのキャンドルを、お祈りをして流します。

ワットバンナーノーク

私は月曜日生まれなので、黄色のキャンドル。これに火をつけ、両手で持って、自分が生まれた曜日の仏像(これまた生まれた曜日ごとに決まったポーズの仏像がある)の前でお祈りしてから水に浮かべます。とっても綺麗です。

このほかにも様々なタンブンの仕方があります。
あと、お祈りしたことが叶ったら、また必ずそのお寺にいき、お参りとタンブンをします。

まとめ

お寺での写真撮影ですが、OKなところがほとんどです。まずはお参りしてから写真を撮りなさい!とよくOちゃんに叱られますw
タイのお寺の本堂は、壁や天井一面に絵が描かれて、とても綺麗です。それをお参り後に座ってぼーっと眺めているだけでも気持ちが安らいできます。
「参拝方法」というと、何か形式的で堅苦しい感じがしますが、大事なのは気持ちです。心をこめてお祈りすると、晴れやかな気分になって、心身共にすっきりしますよ。

 

[ワット・バンナー・ノーク]