いつも行く近所の果物屋台。
今日はおじさんが、果物につけて食べる自家製カピも持って来ていた。
「カピ」は、小エビを塩漬けにして発酵させ、ペースト状にしたもの。
日本人にとっては、カピはちょっと臭いので、初めてカピを目の当たりにすると、「なんぞや?」と思うんじゃないかな。
以前、バンコクでのOL時代、よくスタッフのタイ人が熟されていない青マンゴーにカピをつけて食べていて、オフィスが臭くなり、そのたびに私はこっそり換気扇を付けていた、というエピソードを思い出す。。。
「なんであんな臭いもん、オフィスで食べるんだよーーー!!!」
って思っていました。
さて、わたしが青マンゴーをおじさんに注文すると、「カピは?自分で作ったからうまいよ!」とすすめて来た。
迷ったけど、10バーツだし、いつも新鮮で美味しい果物を仕入れるおじさんの味覚は優れていると判断し購入。
さっそく食べてみた。
いやー・・・美味しい・・・!
前は、マンゴーをカピにつけて食べるようになったらもうタイ人のようなものだ、と思っていたものを美味しく感じる自分。
なんとも複雑な気持ちになりながらも、甘酸っぱい熟す手前のマンゴーと、カピが絶妙にマッチして、手が止まらない。。。
どんどん南国仕様になっていく私の味覚。
これに限らず、タイに住んでからパクチーが食べられるようになり、好きじゃなかったミントの香りが大好きになったり。
やっぱり一年中暑いタイにいると体質も変化していくもんなんだなぁ、と改めて実感しました。
おじさん、新しい発見をありがとう!
そしてもう一種類買ってきた果物。
「ファラン・チェー・ブアイ」
梅シロップ漬けグァバです。
これが美味しいんだー。これに、梅漬けにした砂糖、「ナムチム・ブアイ」をつけていただく。
緑色なのは、着色料を使っていると思っていたけど、漬けると自然にこんな色になるらしい。
マンゴーの梅シロップ漬け「マムアン・チェー・ブアイ」なんてのもたまに屋台で見かけますが、美味しいです!
国によって同じ食べ物でも違った食べ方があったりと、異国で暮らすと度肝を抜かれるような体験も多々ありますが、それを楽しみながら、この先も末永くタイにお世話になっていきたいと思います。
これからもよろしく、タイランド!