2016年10月13日(木)15:52、タイのプミポン・アドゥンヤデート国王(ラマ9世)が、御崩御されました。
享年88歳、在位70年と、本当に長い期間、タイ王国を守ってきた国王の死にタイ中がショックを受け、悲しみに暮れています。
昨夜はOちゃんと、プミポン国王が安置されているワットプラケオまで弔問に行きました。
夜20:30頃でしたが、たくさんの弔問客が、ワットプラケオ周辺とサナームルアン(王宮広場)に集まっていました。
弔問客はみんな喪服(黒基調の服)なので写真では暗くてわかりづらいですが、柵の向こう側にも手前にも大勢います。
プミポン国王が安置されているワットプラケオに向かって、神妙な面持ちで手を合わせたり、写真を撮る人々でいっぱいです。
私も、プミポン国王にありがとう、の気持ちをどうしてもここに来て祈りたかった。
サナームルアン(王宮広場)にもたくさんの弔問客。
ここに来るまでも大渋滞でした。みんなそれでもこうやって、プミポン国王に会いに来ているんだなぁ。
プミポン国王が崩御された日、私は自宅にいました。
涙が自然に溢れてきて、こんなにも自分の中でプミポン国王の存在が大きくなっていることに、気づきました。
職場から電話してきたOちゃんの声もとても沈んでいました。
初めてタイを訪れてから10数年、タイに移住して約5年。移住前も仕事で年に最低でも2回はタイに来ていました。今こうして何事も無く、タイにいれることは、プミポン国王に、タイ国民も、私達タイに住む外国人も、海のように広くて大きな大きな愛で包まれて、守られてきたからこそなんだな・・・。プミポン国王が崩御された喪失感、私なんかでも感じるのだから、タイ国民は、もっともっと大きな心の穴がポカーンと空いてしまっているんだと思います。みんな街中では普通に日常生活を送り、大きな混乱もなく過ごしてはいます。でも自宅にいるとき、夜眠る前、一人になったとき、プミポン国王のことを思い、涙しているんだと思います。現にOちゃんも普通に仕事はしていますが、自宅でプミポン国王の映像や国王賛歌を聞いて涙ぐんでいます。
タイは現在(2016年10月16日現在)30日間の服喪期間です。一般市民は喪服(黒または白基調)や地味な色の服を着用します。
この間にタイに旅行に来る方も、派手な色の服は避け、黒や白、地味な色の服装で来ることをおすすめします。
現在タイでは、プミポン・アドゥンヤデート国王陛下のご逝去に伴い、国を挙げての服喪期間となっております。
これに際し、タイ国政府観光庁(TAT)は、タイをご訪問される皆様に通常のご旅程を継続していただけますよう希望いたします。なおこの期間中、以下の注意点をご留意下さい。
●多くのタイ国民は弔意を表すため、黒または白の衣服を着用しています。これは強制ではありませんが、可能であれば外出時には暗めの色の礼節をもった衣服をお召しになる事をお勧めします。
●不謹慎な言動はご遠慮下さい。
●観光アトラクションは平常通りですが、国葬の執り行われるワット・プラケーオ(エメラルド寺院)及び王宮は入場観光ができません。
●政府はバーやナイトクラブなどの娯楽施設に対し営業の自制について協力を求めています。なお、営業についての決定は各店舗に委ねられています。
●多くの伝統・文化行事は予定通り行われますが、お祝い事はプミポン・アドゥンヤデート国王陛下を偲ぶのに相応しい内容に変更される可能性があります。
●全ての交通機関、銀行、病院、その他の公共サービスは平常通りご利用いただけます。
●各関連機関により、タイ国民及びタイをご訪問の皆様の旅行を円滑にするため、タイ全土で安全基準の引き上げを実施しています。
●その他、ご不明な点についてはタイ国政府観光庁までお問い合わせ下さい。タイ国内でのコールセンターは1672です。
このような時期にタイ国をご訪問くださる皆1様に心から御礼を申し上げますとともに、皆様の安全で快適なご旅行のため尽力して参ります。
2016年10月14日
タイ国政府観光庁
服喪期間は30日間ですが、公的な機関は1年間、喪に服すということで、喪服を着用するんだと思います。一般市民も派手な色の服は、この一年間は避けると思います。
タイ人の気持ちを理解してほしい、とまでは言いませんが、ほんの少しだけでも、タイ人の気持ちに寄り添った服装、行動を心がけてほし、とお願いします。
これから、また新たな時代が始まるという不安もありますが、プミポン国王がこの70年間、築き上げてきたタイは、これからもずっと強くて、優しくて、美しい国であり続けるんだと信じています。
最後に、プミポン国王様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
※王宮やワットプラケオ(エメラルド寺院)は10月20日まで休館