猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

初公開!タイの昔の写真展UNSEEN SIAMへ行ってきた

タイで初公開されている、タイの昔の写真展がBTSナショナルスタジアム駅直結のアート&カルチャーセンター(bacc)で行われているというので行ってきました◎

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UNSEEN SIAM

この写真展、UNSEEN SIAMは、1860年~1910年の間に外国人の写真家によって撮影され、海外で保管されていたもので、タイの街並みやお寺、ロイヤルファミリーの貴重な写真150点がタイでは初公開されたものです。

1860年~1910年、タイはどんな時代だったかを改めてこちらの本を読み返してからUNSEEN SIAM写真展に行きました。

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本の内容をざっと要約すると、1860年~1910年と言うと、チュラーロンコーン王(ラマ5世)の時代です。
なので写真展にはチュラロンコン王の写真がいくつかありました。
チュラロンコン王は、シンガポールやインドを訪問し、植民地の近代化を痛感し、タイでも近代化をすすめようと注力した王です。
しかし、一気にすすめようとしても、抵抗勢力があり、一時は近代化策をストップ、抵抗勢力が弱まった時を狙い、また再び本格的に改革へと邁進していきました。(この一連の近代化策はチャックリー改革と呼ばれています。)
また、近代化をすすめるために、多くの有能なお雇い外国人を起用した時代でもあります。タイでは外国人でも有能な人物であれば積極的に活用する伝統があります。

タイが周辺の発展途上国の中で抜きん出てるのは、チュラロンコン王の近代化、チャックリー改革があってこそなんですね。本当に今のバンコクは、日本の東京よりおしゃれなスポットが多く、外国人の建築家が建てたオシャレな建物も数多くありますもんね。

そんな時代を作ったチュラロンコン王時代のタイが見れるって、本当にわくわくで行きました。(しかも入場無料です!)
いくつかピックアップして写真を撮ってきたのでご覧下さい◎

unseen-siam土曜日の昼間に行ったのですが、けっこうたくさんの人がいました。ほぼタイ人ですが、外国人もちらほらみかけました。

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unseen-siam3バンコクは以前は水上交通が盛んな都市だったんですよね。水上生活者も今以上に多かったんでしょう。

unseen-siamワットアルン。
今と変わらず、美しい。

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unseen-siam子供のラムタイを踊る踊り子たち。

unseen-siam僧侶の写真、風情がありますね。

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unseen-siam象は戦争時にも、人々の足としても活躍していました。

unseen-siam祝賀パレードの時の貴重な一枚。

unseen-siam近代化をすすめるきっかけとなったシンガポールでの記念写真。
写真中央、チュラロンコン王(ラマ5世)とロイヤルファミリー。

unseen-siam12ワット・サケットからの眺め。

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9階のワンフロアー全部を使っての写真展なのでとても見ごたえありました。
一つ一つの写真にキャプションが書かれているので(タイ語・英語)、気になる写真のキャプションを丁寧に読みながらゆっくり回ると、きっと2時間以上かかるんじゃないかと思います。

時代背景をある程度頭に入れて、このUNSEEN SIAM写真展に行ったので感慨深かったなぁ。
タイの昔の情緒ある時代の写真が一度にこんなに多く見れる機会も滅多にないことなので、在タイの方にも旅行者の方にもおすすめの写真展です!

[UNSEEN SIAM]

場所:Bangkok Art and Culture Center(アートアンドカルチャーセンター 通称Bacc)9F。
BTSナショナルスタジアム駅直結です。

住所:939 Rama 1 Road,Wangmai,Pathumwan,Bangkok,10330

Tel:02 214 6630-8

H.P:www.bacc.or.th

期間:2016年9月9日(金)~2016年11月7日(月)

時間:10:00-21:00

※入場は無料です。9Fへは手荷物をロッカーに預ける必要があり、その際に顔写真付きの身分証明書が必要です。パスポートはダメと言われ(意味不明すぎる・・・たまたまだったのかな。)、タイの免許証はOKでした。サンプルには在留カードが載っていましたが、持ってる人って少ないですよね。。。ポシェット等の小さいバッグは掛けてそのまま入れていたので、荷物を最小限にして見に行く、もしくは他の手荷物預けロッカー(あるのかな・・)、もしくは同行者のIDカードを使ってロッカーの鍵をゲットしてください!