猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

タイで失業保険申請・受給をした体験談

タイ・バンコクで現地採用として働いていた会社を退職し、失業保険申請をしました。

タイで就職した場合、外国人であっても社会保険の加入と支払いが義務付けられており、通常であれば、毎月750バーツが社会保険料として給料から天引きされます。

条件を満たせば、外国人でも失業保険申請可能、実際に申請をしましたので、その体験談をシェアしたいと思います。

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タイで失業保険申請ができる条件とは?

タイで失業保険申請をするための条件は、過去15ヶ月の間に6ヶ月以上、社会保険を納めていること。

また、会社都合の解雇なのか、それとも自主退職なのかによって、受給額が変わります。

解雇された場合:平均給与(上限15,000バーツ)の50%を180日分受給できる。

自主退職の場合:平均給与(上限15,000バーツ)の30%を90日分受給できる。

退職日から30日以内の申請が必要。

私は自主退職をしたので、

4,500バーツ×3ヶ月分(90日)=13,500バーツ

を受給できる計算です。

失業保険申請に必要な書類

失業保険申請をするために、私が用意した書類は下記です。

  • 失業保険申請書(申請当日に労働局の受付にて入手可能)
  • パスポートの原本&コピー
  • ワークパミットのコピー
  • 社会保険カードの原本&コピー
  • 振込先の銀行口座の通帳とコピー
  • 在職証明書
  • ワークパミットのキャンセル証明書

これらの書類を揃えて労働局へ、失業保険申請をしに行きました。

ちなみにタイ人は全てアプリで失業保険申請も、受給のための出頭レポートも完結しますが、外国人はアプリ申請は不可、毎回出頭する必要があります。

 

 

失業保険申請当日の様子と手続きの流れ

私はディンデンの労働局で失業保険申請をしました。

ディンデン労働省での失業保険申請の受付は、下記の画像の紫&黄緑&オレンジが目印の「Smart Job Center」という建物です。

タイで失業保険申請

建物内に入るとすぐに受付がありますので、失業保険申請をしにきた旨を伝えます。

ちなみにタイ語では「ว่างงาน(ワーンガーン)」と伝えるだけで簡単です。

すると、失業保険申請書をもらえるので、記入します。

タイで失業保険申請

記入後、再度受付の方に申請書を持って行くと、持参した書類などと併せて申請書を確認してくれ、その後に番号札をもらえます。

受付窓口で呼ばれたら書類一式を提出、職員の方がチェックをしてくれ、問題がなければ申請手続きは終了、月1の出頭レポートの日(私の場合は3回)が記載された用紙を受け取れますので、その日に再度労働局へ出頭します。

出頭日は、記載のある日付の前後7日間であればいつ出頭してもOKとの事でした。(土日を除く)

所要時間は20分もかからなかったと思います。とてもあっさり簡単に申請は終わりました。

月1の出頭日|バンナー労働局

私はディンデンまで遠かったので、次の出頭は自宅から近いところがいいと伝えると、バンナー労働局が近いよ、という事で、出頭は全てバンナー労働局で行いました。

バンナーの労働局は、セントラル・バンナーの向かい、通りを入ったところにあります。

タイで失業保険申請

この建物の5Fが出頭受付窓口です。

タイで失業保険申請

エレベーターで5Fまで上がり、この扉を入ってすぐ右手に受付があるので、出頭レポートにきた旨を伝えます。

ちなみにタイ語では「รายงานตัว(ラーイガーントゥア)」と伝えるだけでOK。

タイで失業保険申請

すると、これらの書類2セットづつが必要との事でした。

  • パスポートのコピー
  • ビザのコピー
  • ワークパミットのコピー
  • 振込先の銀行口座のコピー
  • 社会保険カードのコピー

私は書類を用意してきていなかったので、労働局の近くのカフェでコピーできるとのことだったので、カフェでコピーし揃えました。

タイで失業保険申請

書類を揃え再度5Fの窓口に行き、上の画像のレポートフォームをもらって記入、受付番号をもらい、呼ばれたら職員の方に書類を提出、確認して問題がなければ、労働局での出頭レポートは終わりです。

これで完了!と思いきや、この後、社会保険事務所にも出頭しないといけないよ、と言われたので、バンナー労働局から1番近い、オンヌットの社会保険事務所にも出頭しました。

ちなみに、ディンデンの労働局に行けば出頭は1箇所で済む、との事でしたので、ディンデンが近い方は、そちらの労働局に出頭した方がいいです。

 

 

月1の出頭日|オンヌットの社会保険事務所

オンヌットの社会保険事務所は、BigCオンヌットを少し過ぎたところにあります。

タイで失業保険申請

ここでも、入口を入るとすぐに受付があり、出頭レポートに来たことを伝えると番号札をもらえます。

呼ばれたら、バンナー労働局のスタッフさんが揃えてくれた書類を提出、問題がなければこれで出頭レポートは完了です。

3回ともこの流れで出頭しましたが、バンナー労働局もオンヌット社会保険事務所も、待ち時間は少なく、すぐ呼ばれるので、所要時間はそれぞれ15分ほどだったと思います。

実際の失業保険受給額

私が勤めていた会社の方で、社会保険のキャンセル手続きが遅れていた関係で、途中で色々予期せぬこともありましたが、なんとか失業保険を受給することができました。

1回目:1,650バーツ

2回目:4,650バーツ

3回目:4,350バーツ

4回目:2,850バーツ

合計:13,500バーツ

均等な金額では振り込まれていませんが、満額を受給できました。

他の方のブログを見ても、みなさん振り込まれる金額はバラバラ、トータルはしっかりあっている、とい感じでした。

計算方法があるんだと思いますが、そこまでは私は気にしていないので、気になる方は直接、社会保険事務所や労働局にお問い合わせしてみてくださいね。

まとめ

思い当たる限りでは、タイで失業保険申請をする方というのは、現地採用でタイ人配偶者ビザを所持できる方、ないしはビジネスビザがなくても何かしらのビザがある方に限られますよね。

現地採用の方の場合、ほとんどの人がビジネスビザを取得してタイで働いていると思いますが、ビジネスビザの場合は、退職日から7日以内に国外へ出国しないといけないと思うので、ほとんどの方が仕事を辞めるにしても、新しい転職先を見つけてから退職するか、もしくはもう本帰国するか、という二択になるのがほとんどのパターンになると思います。

(私は、やめた会社に就職した当初、もうすでに退職することを見越して、ビザはタイ人配偶者ビザのまま、ワーパミのみ取得し、ビジネスビザに切り替えませんでした。)

ですので、この記事は限られた方の参考にしかならないと思いますが、これから私のように失業保険申請をする方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

ちなみに、私のYoutubeチャンネルでは、出頭レポート日の様子を動画にしていますので、ご興味がある方はぜひそちらも併せてご視聴ください。

youtu.be

「崖っぷち?!」というフレーズをサムネに入れたので、「大丈夫か?」と心配してくださる方もいらっしゃるかもしれません。ありがたいことです。。。

ですが私は自分の意思で自己退職し、久しぶりの無職生活を謳歌しています!

私はバンコクで元気に楽しく生きています!!

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