猫のように暮らしタイ

タイでの「暮らしを愉しむ」ささやかな私の日常を猫のように気ままに綴っていきます。

ワット・サムハラートバムルン|仏像を作る造像の儀式にたまたま遭遇!参加してきた話

ワット・サムハラート バムルン

先日、ワット・サムハラート バムルンというお寺に行ったら、たまたま仏像を作る造像の儀式を行なっていました。

滅多に遭遇することのない儀式&参加することで、功徳を積むとされているため、たくさんの人が参加していました。

お寺の様子も含めて儀式の一連も紹介していきたいと思います。

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ワット・サムハラート バムルン 造像の儀式

ワット・サムハラート バムルンはパトゥムターニー県にあるお寺です。 

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メルマガの方では詳細をお話しさせていただきましたが、ミャンマー震災以降、バンコクではなく、パトゥンターニー県に住んでいます。

このお寺は比較的、住んでいるところから近く、寄ってみたらたまたま造像の儀式に遭遇しました。

ワット・サムハラート バムルン

椅子が並べられてある横では、仏像の原料である金属を溶かしている最中。

この間、ずっとお経などが唱えられ、儀式に参加する人たちも復唱したりしています。

ワット・サムハラートバムルン

こちらにも儀式に参加する人々。

白い糸を張っていますが、これはสายสิญจน์(サイシン)といい、仏教儀式などで使われる神聖な糸。

儀式中は、手と手の間に挟み、お経を唱えながら拝みます。(頭に巻き付けることもある)

儀式がすべて終了した後に、糸を鋏で切り、参加者は持ち帰ることができます。

僧侶が祈りや経文を唱えることで神聖な力が宿った糸とみなされ、身につけることで、(一般的には手首に巻く)悪霊からの守護や幸運をもたらし、参加者や僧侶との精神的な結びつきを象徴しています。祝福や浄化の意味もあり、タイの伝統的な儀式に欠かせないものです。

チュラロンコン大学タイ語コースでは、このサイシンのことが話題に上がり、先生からは、サイシンがもし床に置いてあっても絶対に跨いだりしてはいけないよ、と教えてもらいました。

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お経の儀式が終わると、いよいよ溶かした金属を型に入れ込む儀式に移ります。

その前に、このような金の紙に氏名と誕生日を記入します。

これは、ดวงมหายังต์โภคทรัพย์(ドゥアン マハヤン ポーカサップ)といいます。

ดวง(ドゥアン)は運命、มหายังต์(マハヤン)は護符、โภคทรัพย์(ポーカサップ)は富を意味し、運気や財運を守り、繁栄や幸運をもたらすお守りです。

これを、熱で溶かした金属の中に入れ燃やし、その後に仏像の型に金属と共に一緒に入れ込みます。

参加者一人ひとりの運気や財運、加護を仏像に込めるための神聖な儀式で、この金の紙を燃やすことで、祈りや祝福が仏像に宿り、より強力な守護の象徴となります。

儀式の様子は動画撮影し、Xの方に投稿しました。儀式の雰囲気がよくわかると思いますので、そちらでぜひ再生してみたください!

 

 

ワット・サムハラート バムルン お寺の様子

ワット・サムハラートバムルン

ワット・サムハラートバムルンの必見スポットがまとめられていました。

なかなか広いお寺ですので、様々な神様が祀られています。

ワット・サムハラートバムルン

まずは黄金の本堂。

みなさんはご存知でしょうか。タイのお寺に行った時「一体どこが本堂なんだ?」と思ったことはありませんか。実は、タイのお寺の本堂には目印があるんです。

ワット・サムハラートバムルン

こちらใบเสมา(バイセーマー)というもので、本堂の周りにのみ設置されています。

本堂では重要な仏教儀式が行われる神聖な場所。ですが、扉が開いていれば誰でも入り、参拝することができます。

ワット・サムハラートバムルン

そしてこのお寺で一番目立つのがこちらの仏像。比較的、最近設置されたそうです。

ここで豆知識。仏像を拝むときは、指にも注目してみてください。

チュラロンコン大学の講義で習った事ですが、この仏像のように、指の長さが揃っていないものはスコータイ様式の仏像のスタイルだそうです。

逆に、指が揃っているものはアユタヤ・スタイルの仏像。

タイ人でも知らない人は知らない情報のようで、実際に私のタイ人夫は知りませんでした。。。

こうやって注目してみてみると、色んなお寺に行くのが楽しくなりますよね。

ワット・サムハラートバムルン

ヒンドゥー教発祥の白ラーフ神。

太陽と月を飲み込み日食や月食を引き起こすとされていますが、タイでは、変化(引越し・転職など)や災害の神とされています。

ワット・サムハラートバムルン

こちらはターオウェースワン。ターオウェースワンは前回の記事でも触れましたが「ワット・ドーンヤイ」にもあった、タイでは人気の神様です。

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ワット・サムハラートバムルン

パヤナーク(ナーガ神)。

この日はソンクランで、踊り子さんがパヤナークに踊りを捧げていました。

まとめ

縁起の良い造像の儀式にたまたま参加でき、良かったです。

このお寺には一度、朝のお布施へ行ったのですが、たくさんの人が僧侶の朝食をお供えにきていました。(逆に平日の昼間は人がいない)

タイのお寺に興味がある方は、ぜひタイの伝統であるこちらの仏教儀式を紹介した記事もおすすめです。

 

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ワット・サムハラート バムルン基本情報

所在地

16 หมู่ที่ 1 ถนน ลำลูกกา, Lam Luk Ka, Lam Luk Ka District, Pathum Thani 12150

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電話番号

0615856018

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