タイ移住をしてまず必要になる銀行口座。
最近タイは、銀行のアプリをハッキングしたり、他人にお金を支払い、銀行口座を開設させ、その口座を悪用した犯罪などがとても増え、ビザの種類によって、外国人の銀行口座開設の条件が、非常に厳しくなっています。
例えばリタイアメントビザや、ビジネスビザであれば、簡単に銀行口座開設ができると思いますが、私のように家族ビザ(NON-O)だと、なかなか口座開設の基準が厳しい、というより、そもそもワーパミなしでは口座開設不可、と言われてしまいます。
ネットで調べると、クルンシー銀行の日本人窓口(エムクオーティエ支店)では、ワーパミなしでも、他の書類を提出すれば口座が開けるようですが、プロンポン付近には滅多に行かないため、もっと近場で開設できないかと探したところ、タイ政府が運営するオームシン銀行で無事に、ワーパミなしで普通貯金口座が開設できました。
オムシン銀行はピンク色の銀行で、宝くじ付きの口座が開設できます。
さっそく、オムシン銀行の宝くじ付きの貯金口座について、ご紹介していきます!
- ワーパミがないとタイの銀行の普通貯金口座が開設できず苦戦!
- タイのオムシン銀行 宝くじ付きの普通貯金口座開設 必要書類
- タイのオムシン銀行 宝くじ付きの貯金口座とは?
- タイのオムシン銀行 ATMカード
- まとめ
ワーパミがないとタイの銀行の普通貯金口座が開設できず苦戦!
先述したように、私は現在タイの家族ビザ(NON-O)を持っていますが、無職のため、ワーパミは持っていません。
ワーパミがないと開設不可だった銀行
- クルンシー銀行
- バンコク銀行
- サイアムコマーシャル銀行(SCB)
- UOB(大華銀行)
- ttb(タイミリタリー銀行)
上記がワーパミがないと口座開設が不可でした。
ちなみに、上記は全てプンナウィティ駅のTRUEデジタルパーク支店です。
先述しましたが、クルンシー銀行に関しては、エムクオーティエ支店では、ネットの情報を見る限り、ワーパミ以外の書類でも口座開設は可能なようでしたが、私が向かったトゥルーデジタルパーク支店では不可でした。
ですので、上記に挙げたクルンシー以外の銀行でも、支店によってはワーパミなしで普通貯金口座の開設が可能かもしれません。
惜しかったのが、UOB銀行。
バンコク銀行のスタッフに、UOBが比較的、外国人の口座開設の条件が優しいということを聞き早速行ってみたら、ワーパミなしなら、家族ビザの他に、本人名義の携帯や電気代の請求書のほかに、TAX IDはあるか聞かれ、あったのですが、その時に番号が分からず、後日書類を揃えて行ったら、違うスタッフが対応、ワーパミがないとだめ、と言われてしまいました・・・。
支店によって、もしくはスタッフによって条件が変わる。タイあるある・・・!!
最後、もう諦めかけていた時に場所を移動して、オムシン銀行に行ったら、あっさり普通口座開設ができました!!
タイのオムシン銀行 宝くじ付きの普通貯金口座開設 必要書類
タイのピンク色の銀行といえばオムシン銀行。
タイ政府の銀行で、他の銀行同様にタイ全国に支店があります。
私が普通貯金口座開設のために提出した書類は下記です。
- パスポート
- 婚姻証明書(タビアン・ソムロット/คร.2)
- 初期預け金(最低金額を聞き忘れましたが、多分1,000THB以下くらいでOKだと思います。)
上記3点のみ!かなりあっさりと普通口座が開設でき、拍子抜けしました。今までの苦労は・・・!!!
サインをした書類の数はかなり多かったですが、無事に普通口座開設ができました。
所要時間は40分ほどはかかりました。
オムシン銀行の他の支店によっては、これまたワーパミないとダメ。と言われるのかどうかは分かりませんが、私はサムロン駅のインペリアル・ワールド支店で開設できました。
タイのオムシン銀行 宝くじ付きの貯金口座とは?
オムシン銀行で普通口座開設の手続きをしている時に、まとまった金額、例えば10万バーツ以上を預けるなら、宝くじ付きで預けるのがいいよと、スタッフの方に勧められました。
「ロントゥン(投資)はしたくないよ〜」と言うと、「ロントゥン(投資)とは違うよ!一切カートゥン(マイナス)にはならないない!」と熱く勧められ、それなら!と、宝くじ付きで貯金することにしました。
預ける金額や年数により、当選金額等や条件は違ってきますが、ここでは10万バーツを宝くじ付きとして預けた場合のケースを紹介します。
- 有効期間1年間
- 連番で1,000枚分の宝くじ番号が付与される(1口100THB)
- 毎月16日に抽選があり、当選したら自動的に口座に振り込まれる(ネットで当選番号確認可能)
- 1等当選で10,000,000THB/2等1,000,000THB/3等10,000THB/以下続く
- その他、80THB /月、960THB /年の利子が付く
※6ヶ月未満で解約した場合:100THB→98THB分になり、2THB分が引かれて?しまいます。
※6ヶ月経過後の解約は預けた分を、差し引かれることなく引き出せますが、宝くじは無効になる。(どの時点から無効になるのかは聞き忘れた。)
※有効期間の1年が過ぎたら、もちろんまた、宝くじ付として貯金口座に預けることも可能。
ちなみに、このオムシン銀行の宝くじ付き貯金は、「สลากออมสินพิเศษ(サラーク・オムシン・ピセー)」と呼びます。
この宝くじ付きですが、定期貯金のような感じではありますが、定期貯金の口座は開設せず、普通貯金口座を開設しただけOKでした。
宝くじ付きで預けた証明として、登録番号が記載されたカードと、下記の宝くじに関する証書が発行されます。
表面には、氏名の他に宝くじの番号(ローマ字1桁+7桁の数字)や預けた(購入した)金額が記載されていますので、大切に保管します。
宝くじの当選確認:ผลการออกรางวัล - Government Savings Bank
タイのオムシン銀行 ATMカード
銀行を開設したらATMカードも!と思いますが、私は過去2回も、カシコン銀行のATMで引き出し時に、カードが吸い込まれたことがあります。
それ以降は、アプリでQRコードを読み取ってのカードレス引き出しをしていました。
カード発行手数料もかかるし、再発行手続きは面倒だし、もうカードは必要なし、と思ってたんです。
カードはどの銀行も様々な保険付きのATMカードを発行していますが、今回オムシン銀行での普通口座開設にあたって、年間1,099THBのデビット付カードが、死亡補償、事故補償などの他にも、海外旅行(日本一時帰国時なども)での補償もあったため、作ることにしました。
ATMカードはなくてもいいと思いますが、保険の内容を見て検討するのもいいかもしれませんね。
オムシン銀行のATMカード詳細:Card - Government Savings Bank
まとめ
タイに住んで10年以上、また、結婚して10年以上も経過しているのに、タイ人配偶者ビザではなかなか銀行口座開設は厳しい、という現実。
銀行口座開設にあたっての条件は、その時の状況によっても左右されます。
例えば、私はタイ移住する20年くらい前に買い付けで頻繁にタイに来ていた頃、100万円単位の金額を仕入れ金額として用意してきていたので、流石に持ち歩くのは怖くて、タイで銀行口座開設を試みました。
ビザなしだったか、ツーリストビザだったかは覚えてませんが、いくつかの銀行では断られましたが、噂で聞いていたカシコン銀行のプラトゥーナム支店へ行き、普通口座開設できたんですよね。多分パスポートくらいしか書類は持ってなかったと思います。
こんな感じで、銀行口座開設の条件は時代や情勢により変わる流動的なもの、と思っていただければと思います。
また、宝くじが当選したのかどうか、1年後に結果をご報告しますね!