2025年3月期のチュラロンコン大学・タイ語集中講座(CTFL)上級9(TH9)オンラインの受講が修了しました。
この記事では、授業の内容や受講後の感想をご紹介します。
チュラロンコン大学のタイ語コースに関しての詳細は下記の記事にまとめましたので、ぜひそちらからお読みください。
私は、チュラロンコン大学タイ語コースのオンライン中級TH5〜受講しているので、ご興味がある方はそちらから併せてお読みください。
また、チュラロンコン大学のタイ語コース、インテンシブ・タイは、オンサイトとオンラインでは、同じレベルでもテキストの内容が違う(オンラインは、オンラインを担当している先生が作り、4年に1回ほどのペースでテキストの内容を見直しているようです。)ので、その点をご留意ください。
- チュラロンコン大学タイ語集中講座 使用するテキスト|TH9
- チュラロンコン大学タイ語集中講座 シラバス|TH9
- チュラロンコン大学タイ語集中講座 授業の様子や雰囲気|TH9
- チュラロンコン大学タイ語集中講座 テスト内容|TH9
- チュラロンコン大学タイ語集中講座 評価基準|TH9
- チュラロンコン大学タイ語集中講座 受講後の感想|TH9
- まとめ
チュラロンコン大学タイ語集中講座 使用するテキスト|TH9
チュラロンコン大学タイ語集中講座のオンラインTH8で使用するテキストは、この1冊です。
中級TH6までは、グラマーの教科書もありましたが、上級に入ってからは文法の授業はありません。
テキストに関してですが、私はオンラインを受講しているので、コース開始の前日(当日の場合もあり)までにe-bookとしてPDF版がメールで送られてきます。
授業料(23,000バーツ/1コース)+500バーツを支払うと、郵送で自宅まで紙のテキストも送ってもらえますが、タイ国外にも郵送してもらえるのかは確認していませんので、気になる方は直接チュラロンコン大学の受付窓口にメールで問い合わせてみてください。
テキストの内容
オンラインTH9のテキストは、下記の6章で構成されています。
- タイ文学
- タイの食生活
- 特徴的なタイの文化的アイデンティティ
- タイの伝統
- タイのWoke culture
- タイの芸術
テキストにはありませんが、最後の章は「タイの映画に見られる、タイの文化、信仰」と題して、映画を鑑賞しながらの授業がありました。
チュラロンコン大学タイ語集中講座の上級TH9では、「タイ文化」がテーマとなっており、このコースを受講すれば、タイは本当に仏教に根付いた国だということが理解できる内容になっています。
文学、食生活、伝統や芸術、本当に全ての分野の文化において、必ず仏教が深く関わっています。
全ての章において、タイの仏教を表面的ではなく、深く知るきっかけになる授業内容でした。
たまたまタイ人夫が、オンライン授業を受講している時に在宅している時があり、私の講義内容を聞いていたのですが、「外国人がこんなにタイの仏教について熱心に学んでるなんて本当に驚きだ。これはタイ人でも知らない人は知らない内容だから、まるでタイ人向けに講義してるのかと思った」と言っていました。
チュラロンコン大学タイ語集中講座 シラバス|TH9
チュラロンコン大学タイ語コース・オンライン上級TH9のシラバスは、3日間(9時間)で1章分の内容を終わらせます。
3日目には、先生が作成した練習問題をする章もありましたが、テキストの内容が長い章の場合は、練習問題のない章もあり、ランダムです。
成績に繋がる小テストは期間中2回のみ、最終テストと前日のテストの練習が各1日設けられ、小テストは単語のディクテーション、穴埋め問題や長文読解問題、リスニングなどがありました。
また、テキストの内容とは別で、毎週水曜日には、スコータイ時代の歴史や文化を学ぶ授業がありました。
この毎週水曜日の授業を受講後には、「文化的景観、文化生態、文化的生活の3つの項目に沿って、あなたの国の興味深い場所を紹介してください」という、文章作成の宿題が出題されました。
その他にも、タイ文化に関連する講義が毎週水曜日の午前10:00〜12:00、計5日間(計10時間)あり、合計の授業時間は100時間、6週間かけてこのスケジュールをこなしていきます。
チュラロンコン大学タイ語集中講座 授業の様子や雰囲気|TH9
チュラロンコン大学タイ語コース・オンライン上級TH9の授業は全てZOOMで行われます。
生徒は日本人が私含め3人、中国人4名、マレーシア人1人、スイス人1名、ドイツ人1名の計10名。オンラインクラスの定員は10名で満員でした。
上級クラスでこんなに生徒数が多いのは珍しいことみたいで、先生も驚いていました。
また全員、以前からインテンシブタイを受講してきた生徒さん達が揃ったようで、先生が久々の再会の生徒さんもいて嬉しそうでした。
全部で4名の先生がTH9を担当してくれましたが、以前から教えてもらっている先生方です。(ジュ先生、プリンセス先生、シャンペン先生、アイス先生)
生徒さん達はさすが上級といった感じで、皆さんすごくタイ語の学習に貪欲で、熱心な方たちばかりでした。
先述した通り全体を通して、全てにタイの仏教が関わってくる授業内容でしたが、みんなタイの仏教に敬意を払って熱心に勉強されている雰囲気でした。
タイ文化に関する特別講義
タイ文化に関する、毎週1回午前に行われる講義内容は下記です。
- 近代化以前のタイ社会の概念
- タイ人はどこから来たのか?
- 19世紀以前のタイ領土における文明
- タイ国内のクメール様式文明
- スコータイ時代ーアユタヤ時代
原始時代〜アユタヤ時代までの重要な歴史を網羅した内容になっている講義なので、タイの歴史に興味がある方は必見の授業です!
宿題・プレゼンテーション
宿題は、先述したライティングの宿題のみ、プレゼンテーションもTH6以降はないので、TH7〜TH9の上級に入ってからはプレゼンはありませんでした。
チュラロンコン大学タイ語集中講座 テスト内容|TH9
小テスト
チュラロンコン大学タイ語集中講座のインテンシブタイ上級TH9では、1〜3章と4〜6章に分けて2回、小テストがありました。
テストの内容はディクテーションと穴埋め問題、リスニングです。
上級に入ってからは、やはり中級の時よりテスト内容は難しいですが、授業にきちんと出席できていれば大丈夫だと思います。
総括テスト
TH9最終日に行われる総括テストでは、単語の穴埋め問題、リスニング問題2つと長文読解問題2つが出ました。
制限時間は3時間あり、これもちゃんと授業に参加していれば、そんなに難しい問題はありませんでした。
TH7やTH8の時のテストの方が難しく感じました。
チュラロンコン大学タイ語集中講座 評価基準|TH9
チュラロンコン大学タイ語集中講座オンライン、上級TH9の評価基準は満点を100%とし、60%以上を獲得&授業に80時間以上出席する、というのが基準になってます。
内訳は、小テスト50%、最終テスト&ライティングの宿題50%。
上記の基準を満たしている&TH7とTH8を受講済であれば、TH9では達成証明書(Certificate Certificate of Achivement)がもらえます。
※達成証明書は、TH3、TH6、TH9修了時の3回のみ発行される。そのほかのレベルでは、修了後にスコアなどが記載されたTranscriptが発行される。
※上級のTH7、8、9に関しては、どれを受けても難易度は同じレベル、TH6さえパス、もしくはプレースメントテストの結果、上級に振り分けられれば、TH9からでも8からでも、どのレベルからでも受講することができる。
チュラロンコン大学タイ語集中講座 受講後の感想|TH9
TH9は最終レベル、これで私のチュラロンコン大学タイ語コース受講生活は終わりを迎えました。
正直に私の個人の感想を述べると、「本当に受講して良かった!!!!!!!」。
チュラ大のタイ語コースの評判がいい、とゆうのは大大大大大納得です。
確かに、受講料は他のタイ語学校と比べるととても高いですが、本当にそれだけの価値がある、と断言します。
特に上級TH8、TH9に関しては、タイ語のレベル自体も高いですが、授業の質も非常に高いです。
これだけの質が高いレベルの授業が受けられるのは、カリキュラム、テキストの内容、そして先生のレベルの高さが他のタイ語学校とは比べ物にならないと感じます。
TH8ではタイ社会、TH9ではタイの文化について学びましたが、タイ語だけではなく、タイを理解する上でとても重要な知識もたくさん教えてもらいました。
それは、私のこれからのタイでの生涯が、さらに充実して豊かなものになることに繋がります。
私はこの時点で10年以上タイに住んでいますが、チュラ大のタイ語コースで教えてもらった様々な事柄は、知らないことばかりで、さらにタイを深く理解できたと感じました。
本当に、お金には変えられない、価値のある時間を過ごせたことを、とても幸せに感じます。
まとめ
TH5から受講してみて、年齢層は20代〜60代くらい、国籍はアジア人多め、働きながら受講している生徒さんもいる、タイに住んでいる人ばかりではない、といった感じで様々な生徒さんが受講されていました。
もし、あなたがチュラ大のタイ語コースでタイ語を勉強しよう!と思っているのであれば、ぜひ上級まで受講することをお勧めします。
TH6までは、主にタイ語を教えてもらい、TH7以降はそれプラス、タイという国を理解できる授業内容になっていて、とても濃い授業内容になっているからです。
私のTH5〜の受講体験談は下記からぜひご覧ください。