ワット・クンサムットジーンは、半世紀以上の歴史を誇る、サムットプラカーン県に位置するお寺。
周りは360°海(タイランド湾)に囲まれているという、珍しい場所にあり、バンコクからも車で約1時間、日帰りで行けます。
良い意味で観光地化されておらず、とても静かで穏やかな時間が流れる寺院です。
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ワット・クンサムットジーン 場所
ワット・クンサムットジーンは、バンコクのお隣サムットプラカーン県、タイランド湾に浮かぶようにあるお寺です。
地図で見てもわかるように、360°海に囲まれており、寺院の入り口からは長い橋を渡ってでしか辿り着けません。
公共交通機関はないので、車の確保が必須です。
お寺に辿り着くまでの道のりは、塩田が続き長閑な光景が広がります。
これはお寺の入り口前の風景。
道路沿いにはたくさんの犬たちが和んでいて、のんびりした時間が流れていました。
入り口からお寺の本堂へ
車はこの入り口の前らへんで路駐して、ここからは徒歩で向かいます。
入り口の横ではちょっとした食べ物、水などの飲み物が売っていました。
お寺には屋台などはなかったので、水などはここで買って行った方がいいです。
この橋をずっとまっすぐ進めばお寺に着きます。
この日は曇っていて涼しく、風が心地よかった。タイランド湾はとても静かで、波も穏やかでした。
柱には等間隔で鐘が設置されており、帰りに全て鳴らして帰りました。
夫が、タンブンをした後に、善行をしたことを天の神に知らせるために鳴らす、と言っていたので、いつも鐘は最後に鳴らして帰ります。
人懐っこい犬が一緒についてきて先導してくれました。笑
ここからがお寺の敷地内ということになりますが、この中にはお寺以外は何もないので、橋は僧侶や参拝客しか利用していない感じです。
平日の午後でしたが、チラホラ参拝客を見受けました。
ワット・クンサムットジーン お寺内の様子


タイランド湾に向かって立つ仏像。前はどこまで見渡しても海。
バンコクから1時間の場所で海を眺められるとは、このお寺を知るまで思いもしませんでした。
タイ人夫が前々から、何かでこのお寺を見つけて、ずっと行ってみたいと言っていたんですよね。
寺院内はけっこう広くて、ベンチもたくさんありました。ベンチに座りながら海を眺めてぼーっとしたり休憩したりできます。豊かな時間です。
こちらが本堂です。
仏教美術に詳しくないので分からないのですが、他のお寺は煌びやかさに目が行きがちですが、このお寺は彫刻が美しくてじっくり眺めてしまいました。
色も金箔も貼られていない本堂の外装は、大事なのは飾り(外見)ではない、と教えてくれているようです。
本堂の入り口は低く、屈んで中に入って行きます。
ナモタサーを3回、そして黒い石板の真言を唱え、お祈りを捧げます。
内装も仏教絵画などはなく、つづまやかです。
この寺院の僧侶の方たちも寡黙で、お寺の空気と一体になっていると感じました。
静かにこの生を全うしている、そんな趣があります。
お寺の歴史が書かれた看板を発見。
2510年(1967年)7月17日に建てられ、当時は防波堤がなかったようで、当時あったムーバーン(村落)や学校は、避難するため他の地に移って行ったそうです。
その後に防波堤ができて、このお寺は建設から半世紀以上、いまだにこの場所に健在しています。
バイカルクジラ(ニタリクジラ)の骨がありました。
このニタリクジラは温暖な海域を好み、タイランド湾にも生息しているようなので、この周辺に打ち上げられていたものなのかな。
こんなに間近でしかも触れたりして見れるなんて。大きなクジラの骨なんて初めてです。
参拝を終えて帰る時にお寺内ですれ違った猫。
まとめ
ワット・クンサムットジーンは周りを海に囲まれているのもあって、本当に静かで人里離れたお寺、そんな雰囲気でした。
このお寺に辿り着くまでの道並みも長閑で、リフレッシュしたい時や気持ちが疲れてしまった時に訪れたらとても癒される、のんびりとして静かな時間が流れているお寺でした。このまま観光地っぽくなって欲しくない、と思いましたね。
この後、この寺院の近くにある、海沿いのビューポイント、バンクンティアン・ビュースポットというサイクリングコースと、シーフードディナーを楽しんできました。(※近日中に記事をアップします。)
ぜひ、ワット・クンサムットジーンとセットで、バンコク日帰り旅行プランの参考にしてください。
ワット・クンサムットジーン 基本情報
所在地
เจดี, หมู่ที่ 9 ตําบล Laem Fa Pha, Phra Samut Chedi District, Samut Prakan 10290
電話
0897887334
参拝時間
7:00-17:30
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